ミヤマザクラ―馬体の殿堂(16)

 

優勝馬ミヤマザクラ(牝・3歳)

2020年2月15日(土曜日)

11R クイーンカップ(GⅢ)

東京芝1600m(曇り・良)

走破タイム:1分34秒0(クビ差)

馬体重:464kg(+4kg)

 

福永祐一騎手騎乗

藤原英昭厩舎所属

ノーザンファーム生産

単勝2番人気(3.8倍)

パドックロード評価:◎(コメントあり)

 

第16回の選出馬は

3歳牝馬でありながら完璧な

これ以上ない仕上がりを見せた

ミヤマザクラです。

 

 

一周目から目を引くボリュームと

柔らかい筋肉の張りを見せて

はしくれを一目惚れさせてくれた

感動の仕上がりにあった同馬。

 

その馬体を見てはしくれの心臓は

それは激しく高鳴りましたが

このつくりで負けた日にはどうして

しまうのかと不安になるほどでした。

 

若さ溢れる柔らかい動きに

良質でフワフワな皮膚のツヤは

前走の京都2歳ステークスをも

上回る絶好の仕上げでした。

 

「ふっくら見せる馬体は強い」という

パドックの常識をまさに地で行く

上質な筋肉を包み込んだ

極上の例を見せてくれました。

 

またこの馬体全体の柔らかさに

無駄なく絞れたお腹周りと

バランスの良さやつなぎの返しも

歩様の素晴らしさに寄与しました。

 

 

◎1着→☆2着→▲6着→〇10着。

 

自信を持って配信しましたが

案外だったのは〇10着の

1番人気に支持されていた

ライバルのルナシオンでした。

 

 

この馬も相当にハイレベルで

2頭ともコメントをつけようかと

そんな風に迷うくらいの

バランスの良さと張りを感じられました。

 

2強やむなしという雰囲気での

スタートとなった一戦でしたが

ルナシオンは出遅れたために

道中良い位置が取れませんでした。

 

これが競馬と言えばそうですが

はしくれは思わずスタートを見て

余程ミヤマザクラの仕上がりが

運命的なのだろうと感じました。

 

こういう特別な仕上げの馬が

出走しているレースの中では

有力なライバルにとって何か

起こることがよくあるのです。

運命を信じますか

 

ですから逆に言えばルナシオンは

今回こそ敗れてしまいましたが

素晴らしい仕上げでしたし今後も

胸を張って競馬に出てほしいです。

 

 

それにしても何度見てもうっとりする

ふっくら感に目が潤いますが

余程充実していない限りは

この状態にはなり難いです。

 

管理する藤原調教師なら

可能なつくりかもしれないですが

これほどボリューム感ある仕上げは

そうそうお目にかかれません。

 

また芦毛馬はこのようなボリュームのある

仕上がりになることも多いですが

母馬のミスパスカリは少々

筋肉が硬く見えるタイプでした。

 

父ディープインパクトの柔軟性と

母の筋肉が受け継がれている

両親の「良いとこ取り」と思える

そんな今回の仕上がりでした。

 

またポイントとしては今回同馬は

向こう正面を歩いているときには

ややお腹が太目に見えましたが

近くで見た方がやはり正解でした。

 

このあたり距離感を掴む感覚が

仕上がりによって違いもしますが

これほどふっくら見せていたなら

近くで見たときが有効でしょう。

 

 

ちなみにちょっとぼやけてしまいましたが

このレースのゴールシーンです。

走る姿からは腹回りに

余計な肉がないことが分かります。

 

バランスがよく厚みがあって

全体が柔らかくバネを感じさせ

無駄のないお腹周りで現状

牝馬3冠路線で期待大です。

 

 

また余談ですが曇ってはいたものの

この日東京は16度を記録し

4日連続15度以上は

65年振りの気温でした。

 

東京は記録的な暖冬で

そのためかパドックを見る中でも

今年は冬毛馬が目立たないかな?

と思うこともしばしばです。

 

ミヤマザクラにとっては桜を目指す

絶好の天候となりましたし

無事に運んで大舞台でも

その姿を見せてほしいものです。

 

それでは今回の馬体の殿堂

第16回の選出馬は

クイーンカップ2020(GⅢ)を制した

3歳牝馬ミヤマザクラでした。

 

*殿堂馬選出ルールは

馬体の殿堂―序章から

第15回選出馬は

インディチャンプ―馬体の殿堂(15)

第17回選出馬は

サリオス―馬体の殿堂(17)

をご覧ください。

 

*はしくれの相馬眼を体験―

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