競馬予想のゴール…あなたはどこに?

 

競馬予想。

 

多くの競馬ファンが目指している

勝利という名のゴールですが

長年競馬を続けていると

ふと疑問に思う事があります。

 

それは勝利を重ねたとしても

一向に終わりが来ないことで

どんなに大きな配当を手にしても

予想することは続いていきます。

 

はしくれは元々とても下手で

全く勝てなかったものですから

最初のうちはとにかく馬券を

当てることに必死でした。

 

それが気付けば100%の

回収率を超えられるようになり

昔だったら大満足の結果を

得ることもできるようになりました。

 

ここがゴールと決めてしまえば

そこで終わってしまう道ですが

とはいえ達成感がなければ

中々続けていけません。

 

そこで今回は競馬予想の

ゴールとは一体何であるかを

はしくれの競馬歴を振り返りつつ

考えたいと思います。

 

どうぞご覧下さるあなたも

ご自身の競馬を振り返りつつ

競馬予想のゴールとは何か

考えていただければ幸いです。

 

 

☆全く当たらない…当ててみたい。

 

はしくれが初めて競馬予想に

本格的に乗り出したのは

テイエムオペラオーの引退後の

今から18年前のことでした。

 

この頃まではとにかく競馬は

オペラオー中心に回っていて

同馬を追いかけることが当時の

最も大切な時間でした。

 

喜びも悲しみも同じように

噛みしめていた時代でしたが

同時に競馬が持つ独特の魅力に

魅せられたのもこの頃です。

( 名馬とは―テイエムオペラオーに捧ぐ

 

同馬が去って心にはぽっかりと

穴が開いたような気持ちでしたが

かといって他に打ち込めるような

何かを見つけられませんでした。

 

そこでやり場のない気持ちを

取り敢えず何かにぶつけようとして

本格的にやることにしたのが

この競馬予想というものでした。

 

勿論オペラオーを追いかけつつ

少しは下地もできてはいましたが

やはり身を入れてやり始めると

知らないことが山ほどあります。

 

何もかも我流で筋道がなく

分からないことばかりでしたが

データ予想のデの字くらいはなんとか

分かるようになってきました。

 

新聞を読み展開を考え

前哨戦のレベルを見比べて…

当時は血統やらなんやらも

なんでもかじり付いていた日々でした。

 

がむしゃらにど素人丸出しで

とにかくプロの予想を読み耽って

特に東スポのメインレースの

記事は隅々まで読み漁りました。

 

それでなんとか知識レベルでは

予想ができるまでになりましたが

まだまだ完全に駆け出しで

いろはが分かっていませんでした。

 

そしてそんな中更に混乱を

深める事態が巻き起こってしまいます。

それが妻と出会って改めて知った

パドック予想の世界でした。

 

 

☆馬を見て分かるの?

 

オペラオーの追っかけをしていた

はしくれはパドックも見ていましたが

その頃は殆ど直感的に

馬を眺めていただけでした。

 

そもそも馬を見て分かるなどとは

正直思っていなかったので

あまり身を入れて見るということが

全くありませんでした。

 

それが妻を連れて行ったときから

馬を見て当たることが分かって

自分も相馬眼を磨きたいと

強く思うようになりました。

 

このあたりは

パドックを極める

で既に詳しく伝えましたが

競馬に無関係な素人でも

馬を見て当てられることを知ったのです。

 

この頃はしくれの競馬のゴールは

馬を見て当たるようになること

時には泣きベソをかきながらも

足繁く競馬場に通いました。

 

それはもうのめり込むほど競馬に

どっぷりと浸かりきっていた時期で

プロになった今よりもレースの

数をこなしていた日々でした。

 

☆全ての競馬場へ

 

競馬にのめり込んでパドックでも

少しずつ上達してくると

今度はモニターで見るだけでなく

現地に行きたいと思い始めました。

 

何でも知らないうちから色々と

語ることが嫌いなタイプなので

実際に現地で相馬眼が

役立つかを知りたかったのです。

 

仕事をやめ貯金を切り崩して

一年間競馬旅行にでかけて

いわゆる「旅打ち」をしながら

見識を広めるのに努めました。

 

おかげでJRAの競馬場は

全て踏破できましたし

平日は地方競馬場に出向いて

沢山馬券を買い続けました。

 

旅費と馬券代で百万円は

軽く落としたと思いますが

今となればはしくれにとって

血肉になってくれた大事な時間です。

 

 

☆ゴールの先に

 

それではここまでの流れを

ざっとまとめていきましょう。

はしくれの競馬のゴールは…

 

①オペラオーを追っかけること

②馬券が当たるようになること

③パドックで当たるようになること

④競馬の見識を広げること

 

こんな感じで移ってきました。

 

特にJRA全場の踏破は

はしくれの夢でもありましたので

念願叶って踏破したときは

達成感がとても味わえました。

 

どの競馬場もみな美しく

素晴らしい設備を備えていて

それぞれに思い出が沢山詰まった

競馬旅行となりました。

 

ですがこの旅行を終えても

まだ競馬には終わりがないので

次の目標を何にするかを

早々に決めねばなりませんでした。

 

そこでまず目標に掲げたのが

全レース的中を目指すことでした。

 

☆あまりにも難しい・・・

 

全レース的中を目指して最初は

複勝を特に重視しましたが

どんなに成績が良かった日でも

連続8レースが限度でした。

 

本命の単複ばかりでパドックに

挑み続けた日々でしたが

8レース目を超えたあたりで疲労が

限界を超えてくるのです。

 

また人気・不人気に無関係に

競馬は様々な結果が出ますし

当てるだけの競馬ではトリガミも

非常に多くなってしまいました。

 

ガミるのなんか怖くない、回収率の向上へ

で既に伝えていることですが

いくらガミるのを気にしなくても

さすがに限度というものがあります。

 

それに勝利を目指している以上は

ガミるだけでは仕方ありません。

そこでようやく年間回収率

100%へ動き出しました。

 

 

☆必要とされる長期的視点

 

以前

競馬は投資?軍資金を稼ぐには

で伝えましたが

投資には長期的な視点が

どうしても必要です。

 

一度大きい配当を当てて

そのままトンズラするのでなければ

次々とレースが来る競馬では

利益を残していけません。

 

ダメならばダメなりにダメージを

減らしていく買い方も必要なので

技術面でも精神面でも

格段に難しい挑戦でした。

 

それまでの学習を振り返って

修正と検証を繰り返し

敗戦にのたうち回りながら

ほんの少しずつ前進しました。

 

そして地道に予想レベルを

上げるしかありませんでしたし

勝つための知識と実戦ばかりを

追求し続けた日々でした。

 

そしてついに実を結んだのが

2年前の2017年で

馬券歴17年目にしてようやく

回収率100パーセントに届いたのです。

 

そのときの感動と達成感は

やはりひとしおではありましたが

それでもここで終わりにしようとは

思えないところでした。

 

☆回収率100パーセント越えの世界

 

どんなことでも発展段階には

時々の課題が出てきますが

回収率100パーセント越えの世界にも

それは存在していました。

 

勝っている現状を維持しながら

高みを目指し続けるという行為は

これまで追いかけてきたどんなことより

格段に難度が高い業(わざ)です。

 

ちょうどボクサーに例えるとすれば

チャンピオンの防衛戦と同じで

その地位から転落しないためには

勝ち続けるしかないのが実情です。

 

挑戦者のころの思考のままでは

いられないのが当たり前になりましたし

今までの修練を信じながら

毎日勝負の連続になりました。

 

ここにきて

「これが望んだものか」

と自問することもまたありましたが

これについては自分でも思いのほか

得られているものを見つけられました。

 

それが最後に語りたいことです。

 

 

☆一生続けていけること

 

競馬がギャンブルであるということは

疑いようのない事実ですが

修練を重ねることによって

向上できることもまた事実です。

 

時間をかけながら少しずつでも

上達した今を振り返ってみるとき

一生かけて続けていきたいことが

あるという喜びに気づきました。

 

昆虫学者のファーブル博士は

仕事が癒しだったと聞いていますが

自分自身を賭けられる仕事がこの

はしくれにも備わっていたのです。

 

上達に天井が存在せず

いつでも新しい課題があって

自由に取り組んでよい仕事など

はしくれには他に見つけられません。

 

誰が評価するわけではなくても

ずっと続けてきたこの予想の道が

ただ生きていくだけの虚しさから

はしくれを開放してくれていました。

 

ですから今ははしくれの競馬に

ゴールはもう存在していません。

 

そういうものがなくてもこれからも

競馬を続けていきたいと思うのです。

 

この感覚は今までのゴールとは

全く違うものに感じますが

スタートラインさえそこにあるなら

もうそれで良いように感じます。

 

次のレースに出会えさえすれば

言うことはありませんし

それがはしくれが独自に開いた

ひとつのゴールでもありました。

 

☆あなたのゴールは

 

今ご覧下さっているあなたが

現在立っている地点からは

一体どんな競馬の景色が

広がっていることでしょう。

 

それがどんなゴールであるにしても

追い求め続けたものがあるなら

はしくれのように気づいたときには

得られているものかもしれません。

 

競馬がこれからも続いていく―

 

たったそれだけの中にあなたが

幸せを掴むきっかけがあれば

はしくれは嬉しく思います。

 

競馬をただのギャンブルにするのも

人生の羅針盤に変えていくのも

それに取り組むあなた自身に全て

委ねられているのですから。

 

競馬を一生続けるために

はしくれからのメッセージです。