パドック初心者のために

パドック。

 

この場所に立つようになってから

20年近くが経過しましたが

未だその頂を見ることは

叶わないパドックのプロ・はしくれです。

 

この間実に様々なレースを

経験して参りましたが

やればやるほどパドックの深みに

ズブズブとはまっている昨今です。

 

今でこそ相馬眼を駆使して

馬券が獲れるようになりましたが

元はと言えばはしくれも一人の

初心者に過ぎませんでした。

 

センスもなく

一人でもがき続け

何度となく壁にぶち当たって

帰りの電車賃も失って

徒歩で帰宅したこともありました。

 

そこで今回はそんなはしくれが

パドックを志す初心者の方へ

これだけは知っておいてほしい

という内容をまとめました。

 

それではぜひ、ご覧下さい。

 

 

☆まずは馬を見て感想を持つ

 

競馬初心者がパドックに来ると

「どうやって見ようか」

と考えますが

あれこれ考えるよりもまずは

競走馬の馬体を見てみて下さい。

 

分からなくても良いのです。

 

とにかく競走馬というものは

こんな体をしているものかと

ちょっと距離を置くような感じで

実感するところから始めましょう。

 

毛色の違う馬もいれば

落ち着きのない馬も見られますし

大きい馬や小さい馬など

色んな馬に出会うと思います。

 

それらを見て「デカい」と思うか

「カッコいい」と思うかはそれぞれですが

馬体を見て感想を持つという

体験をまずはしてみましょう。

 

この経験は非常に大事で

これが相馬眼の元になります。

この感想を一頭でも持てれば

上々の滑り出しと言えましょう。

 

 

☆実際のレースを観戦する

 

次に伝えておきたいことは

レースを観戦することです。

 

先ほどパドックで見た馬たちが

実際に目の前を駆け抜けるのは

もうそれだけで感動というか

新鮮な体験です。

 

「あの馬がこんな走りをした!」

という体験をすることによって

感想を持った馬の結果が

鮮明に記憶されます。

 

こんな単純なことでいいの?

と思われるかもしれませんが

相馬眼を鍛える作業は

この繰り返しに他なりません。

 

プロであるはしくれも変わらず

この作業をこなしていますし

特別な修行法などはなにも

行っておりません。

 

ですからパドックで馬を見るのは

初心者もプロも全く同じで

等しく同じ舞台に立っている

ということが言えましょう。

 

☆教えてくれる人に注意

 

また初心者だとどうしても

「分からない」

とついこぼしてしまいますが

この言葉を迂闊に漏らしてしまうと

お節介な人に絡まれたりします。

 

分かっている人ほど思慮深くて

無暗に自分を晒け出さないので

自分から尋ねたのではないなら

取り合わないよう注意しましょう。

 

なぜこんなことを言うのかと言えば

以前はしくれは最終レースで

こんな場面に遭遇して

やり過ごしたことがあるからです。

 

それはある日の最終レースで

はしくれの隣に5歳くらいの

女の子とお母さんの二人が

馬を選びに来ていました。

 

はしくれはその日調子がよく

最終も楽しみにしていたのですが

ここで隣にいたお母さんが

女の子にこう話しかけました。

 

「どの馬が良いか分かんないね・・・。」

 

女の子をいつくしむように

ぽつりとこぼれたお母さんの言葉に

隣にいたはしくれはもの凄く

動揺してしまいました。

 

それははしくれが既に本命を

決めた後のことだったからで

この母子のためにもはしくれは

一肌脱ぐべきか悩みました。

 

「このレースではまずあの馬が本命に相応しい・・・」

 

そう思ったはしくれでしたが

迷った挙句無言のまま

パドックから立ち去ることにしました。

 

なぜならパドックでは何度となく

顔を合わせる機会があるため

当たれば当たるでそれ以降も

予想を尋ねられることも有り得ます。

 

外れてもそれでは気まずいですし

無暗に言うべきではありません。

 

そこではしくれは気づきました。

「当たる人ほどここで教えたりはしない」

と。

 

余計な人間関係ができて

パドックに打ち込めなくなったら

自分自身がパドックに打ち込める

時間を失ってしまいます。

 

だから踏みとどまったのです。

 

このレースはピシャリと当たりましたが

言わなくて良かったと思います。

ですが少しだけ胸が痛むのを

感じた最終レースでした。

 

パドックの見方を暴露している

はしくれでさえ踏みとどまったのです。

無暗に教えようとする人には

近づかない方が賢明でしょう。

 

 

☆細部より全体

 

それから

パドックの見方と言っても

人によって様々ありますので

検索してもバラバラだったり

同じようだったりします。

 

ですが馬の部位の名称に

いくら詳しくても当たりませんし

一部分を見るようなやり方では

決して上達できません。

 

全体を見た上で気になるところが

あるというなら分かりますが

最初から

「ここだけを見ろ」

というような

見方の解説は乱暴です。

 

それだけで当たるようなものなら

はしくれも見つけているでしょうし

このようなコラムを書く必要も

全くないと思います。

 

何度も競馬をやるわけじゃないからと

仰る方もいらっしゃるでしょうが

その場しのぎなど有り得ませんし

根気が問われる作業です。

 

ただ敢えてどうしてもというのなら

馬よりも人を見るべきでしょう。

分かりやすいパドックでの勝負気配

もちろん万能の道具には

成り得ないものですが・・・。

 

☆大事なのは場数

 

どんなことでも才能を磨くには

訓練と経験が必要ですが

それは相馬眼を鍛える上でも

言えることだと思います。

 

はしくれの師匠である妻のように

いきなりから当たる人は稀ですから

そういう適性を持たない人も

諦める必要はありません。

( パドックを極める

 

はしくれなど最初は馬を見ても

違いが全く分かりませんでしたし

試しに選んだ馬が二桁の

着順に敗れてしまいました。

 

今でこそプロとして予想配信を

有料で行っている身ですが

はしくれと競馬を共にしてきた

誰よりも間違いなく下手くそでした。

 

ですから外れながら上達して

高みを目指して行けば良いのです。

その日限りの経験であっても

記憶にはプラスされるのですから。

 

 

☆肝心なのは「こういう馬」

 

それでは

どんな馬が速いのか

ということについて説明しますと

バランスが良く

厚みがある馬体で

更にツヤが良い馬

です。

 

これは

パドックの見方、お教えします!

で詳しく解説しているのですが

はしくれの相馬の核心ですから

ぜひ一度ご覧になって下さい。

 

そして大事なことは

「こういう馬が強いのか」

という結果を得ることで

これを得るために必要なものが

「場数を踏む」

ということになります。

 

「こういう馬は結構よく来るよね」

「こういう馬はよく走るよね」

そういう感想が浮かぶようになれば

初心者は卒業です。

 

もう一段上の相馬レベルで

競馬をしてみたくなるでしょうから

そうなったら当ブログのコラムを

よくご覧になってください。

 

☆パドック初心者のために(まとめ)

 

①まずは馬を見て感想を持つ

②感想を持った馬の結果を知る

③その作業を繰り返す

 

まずはこの3つの流れで

場数を踏むことを覚えましょう。

その上で上達を目指すために

様々なコラムをご覧下さい。

 

パドック初心者のために

はしくれが伝えたいことは以上です。

 

あなたがパドックを心から楽しみ

充実した一日を過ごせますよう

はしくれは陰ながら祈りつつ

応援したいと思います。

 

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