ミックファイアを本命にするまで

無敗。

ミックファイアが南関東地区無敗の3冠馬になりましたが、これはトーシンブリザード以来の歴史的な一勝となりました。

実に22年ぶりの快挙を達成した一戦となりますが、相馬師としても本命に指名、心躍る一戦となりました。

自信を持って選んだものですがレースはやはり展開がつきもの。

逃げられずに控えた形からでレースの際は心配をしました。

それでも終わってみれば快勝で胸のすく一戦となりましたが、プロの看板を背負ってる以上、結果はいつも重要なものです。

そこで今回は選びきるまでの心理状態とその実績から、どのようなメンタルで臨んだのか説明していきたいと思います。

ミックファイアを本命にするまで

直近の実績

日本ダービーからの重賞の本命馬実績を見ていきます。

・日本ダービー◎スキルヴィング17着

・目黒記念◎ヒートオンビート1着

・鳴尾記念◎フェーングロッテン2着

・安田記念◎セリフォス2着

・東京ダービー◎ミックファイア1着*

・函館SS◎ジュビリーヘッド2着

・エプソムC◎ジャスティンカフェ1着

・関東オークス◎パライバトルマリン1着*

・マーメイドS◎ビッグリボン1着

・ユニコーンS◎ワールズコライド15着

・東京JS◎ホッコーメヴィウス9着

・宝塚記念◎イクイノックス1着

・帝王賞◎ノットゥルノ8着*

・CBC賞◎マッドクール9着

・ラジオN賞◎レーベンスティール3着

・スパーキングLC◎グランブリッジ4着*

・プロキオンS◎ドンフランキー1着

・七夕賞◎セイウンハーデス1着

・ジャパンンDD◎ミックファイア1着*

(パドックロード本命。*はツイッター公開)

パドックロード(2023)6月度会員募集&前月度実績

パドックロード(2023)7月度会員募集&前月度実績

 

成績としては「9-3-1-6」単複回収値もプラスですし、悪くはない状態で本命を打ってきたかなと思ってもいます。

しかし大切なことはそこでなく、負けた時の復習の在り方で、これについては事実の受け止めが何よりも大切だと思います。

そこで負けているレースだけを見てどのような考えで臨んだのか、明日の的中を引き寄せるための考え方に迫っていきましょう。

敗戦時回顧

負けた時は悔しさを噛みしめて回顧するのが日常なのですが、ここで一番大事なポイントは「冷静につとめる」ということです。

プロとしての経験はこのときに最も活かされると思いますが、実は相馬師もデータ予想には詳しい方が自身を助けます。

もちろんパドックの際はしくれはデータ予想を無視してやりますが、回顧の際は敗因分析を多角的に見た方が無難です。

そこで4着以下に沈んでいるレースだけを取り上げてみますので、主な敗因とともにそのあとの成績を追いかけて参りましょう。

 

・日本ダービー◎スキルヴィング17着(故障)→目黒記念◎ヒートオンビート1着

・ユニコーンS◎ワールズコライド15着(疲労・休養のため放牧)→東京JS◎ホッコーメヴィウス9着

東京JS◎ホッコーメヴィウス9着(障害)→宝塚記念◎イクイノックス1着

・帝王賞◎ノットゥルノ8着(選出ミス)→CBC賞◎マッドクール9着

・CBC賞◎マッドクール9着(トップハンデ58,5kg)→ラジオN賞◎レーベンスティール3着

・スパーキングLC◎グランブリッジ4着(トップハンデ58kg、最内枠出負け)→プロキオンS◎ドンフランキー1着

 

4着以下に沈んだレースでは6レース中の計3レースが、巻き返すように1着に入り、成績向上を果たしています。

更にCBC後の一戦のラジオNIKKEI賞での3着は、騎手も認めるほどの騎乗ミスで1着も有り得た競走でした。

ユニコーンステークスの敗戦後9着もジャンプステークスですし、障害戦はそもそもそれ自体敗因になりやすい一戦です。

個人的には選出ミスという結果になったのは帝王賞で、この時は対抗評価しているメイショウハリオが優勝しました。

こうなると相馬眼の修正はこの評価の入れ替えくらいですし、負けて自信を失うくらいなら、割り切ったほうが良いと言えました。

スキルヴィングのダービーのあとでは精神がボロボロになりましたが、この時も割り切ろうとしたことが、上昇に繋がったと思います。

敗因の所在

「自責思考が美徳」というような風潮が多いように見えますが、これは敗因分析する際に混乱を招きやすい思考です。

もちろん馬券購入そのものは自身の判断によるものですが、的中の有無はそれと関係がないこともギャンブルは多々あります。

そもそも自分の力次第での結果が出せないことがギャンブルで、金額の大小などは自分でコントロールすべき問題でしょう。

それ以外の敗因に関しては自責・他責の思考をやめないと、本当の敗因が見つからずに、誤った修正をしかねません。

単純に分かるようなことならば「これが原因」と割り切った方が、結果その後の浮上のきっかけを逃しにくい復習となるでしょう。

上の実例を見てもそうですが敗戦後は大体浮上します。

これは「運」によることと言えますし、予想力があれば割り切れましょう。

まとめ

今回は南関東のエース・ミックファイアを本命にするまで、どのような回顧を重ねてきたか紹介をするコラムとなりました。

このところツイッターの活動を増やす中でも多くの方々が、高い予想力を備えていると改めて実感するところです。

凹んだり、落ち込んだりすることも予想家の成長にはなりますが、誤った修正をかけないよう、この点も注意してみてください。

はしくれ

それではまた今週も…
張り切っていきましょう☆

のりしお

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