連勝。
前走六社ステークスを勝って参戦してきたブレークアップが、田辺騎手とのコンビで強豪を抑えて抜け出し最後も完封。
54kgの4歳馬という勢いを感じる走りでしたが、強豪をあっさりと倒したのは、騎手も驚く成長力でした。
ハンデ戦らしい2着争いの激化も見られた今回でしたが、そんなアルゼンチン共和国杯2022を復習しましょう。
はしくれ
アルゼンチン共和国杯2022着順
優勝馬ブレークアップ
2着馬ハーツイストワール
3着馬ヒートオンビート
アルゼンチン共和国杯2022予想結果
本命◎テーオーロイヤル
対抗〇ヒートオンビート
単穴▲キラーアビリティ
特注☆ボスジラ
買い目=ワイドボックス各100円、計600円
予想結果=不的中
パドックロード配信結果
〇2着→◎3着→☆6着→▲7着でした。
のりしお
はしくれ
のりしお
はしくれ
目次
アルゼンチン共和国杯2022結果・馬体診断
優勝馬ブレークアップ
まず優勝馬ブレークアップです。
同馬は無駄肉の無い仕上がりでトモもパンパンに張っていましたが、他馬と比べ、多少馬体が薄く見える仕上がりを疑問視しました。しかしやる気や歩様が良好で毛ヅヤも照り返していましたから、仕上がりとしてはこれで十分な状況にあったのだと思います。
結果論ですが馬体もスタミナ・切れ味共に感じる体型で、この点で特に他馬と比べても、好走できる下地がありました。インが良いことで7番枠からスタートできたのもプラスでしたし、ハンデも前走から3kg減、これも追い風になったことでしょう。
2着馬ハーツイストワール
2着馬はハーツイストワールです。
同馬は最初本命にしようと思ったほどの好仕上がりですが、ツヤもよく、特にトモが張っていて、見栄えのする仕上がりにありました。気合も良く、ゆったりとしながらも堂々とした歩様にありますし、相当調子が良いと思わせる引き締まった全体にありました。
前走札幌よりも上昇し、ひと夏を超えて成長していて、春の天皇賞を使ったのも納得できる状態と言えます。その天皇賞春の状態もかなり良好な馬体でしたから、いよいよ本格化の気配がある、この秋が楽しみな存在です。
3着馬ヒートオンビート
3着馬はヒートオンビートです。
同馬は今回本命に推して3着に粘ってくれたのですが、柔軟性では並ぶもののない、柔らかい馬体が目を引きました。相変わらずバランスの良い馬で見ればうっとりさせる馬体ですが、5歳の秋を迎えた現在も柔らかい特徴は健在です。
いつもコースを選ばず好走し、ファンの期待に応えてくれますが、こうした若い面を持ち続ける、非常に稀有な馬体をしています。伸びやかな肢体、軽い歩様など、サラブレッドの美しさを持った、これからも楽しみにしていきたい、そんな仕上がりにある同馬でした。
のりしお
はしくれ
当レースでもご期待をくださり、誠にありがとうございました。人気・不人気に構わずとことん、選び抜いていきたいと思います
アルゼンチン共和国杯2022結果・回顧
レース動画
レース後の感想
今回は好位から差せる馬が有利と踏んだ馬場予想でしたが、土曜日からイン前が優勢で、粘り込みの結末となりました。Bコースになってすぐの頃にはまだ差しが利いていた感じですが、2週目に入り、晴天も続き、インの馬場が復活したのでしょう。
これによって来週以降馬場の読みを変える必要がありますし、できれば天気ももって晴天で開催してくれればと思います。長い直線を追い風にできる持久力あるタイプが台頭し、瞬発力では多少分が悪い感じを受ける土日の馬場でした。
のりしお
はしくれ
騎手のコメント
1着田辺裕信騎手・・・「まさか勝てるとは…。前回も成長していましたが、相手も強かったですし、正直勝てて驚いています。行く馬が居なかったら自分で行こうと思いましたし、道中はロスのないように行こうと思いました。直線のアクシデントは少しヒヤッとするシーンもありましたが、反応もありましたし、すごく成長を感じました。最後踏ん張り切れないところがあるのが、終いの踏ん張りが利くようになり、遅咲きかもしれませんが、大舞台で頑張ってもらいたいです」
1着黒岩陽一調教師・・・「夏場にこの馬に適したレースが無かったので、無理して使わず、初めて長く休養することになりました。それが良かったのだと思います。終いの伸び脚に繋がっていました。前走は休み明けであまりいい仕上げではなかったので、今回は相手が強くなった中でどれだけやれるかという感じでした。ジャパンカップ、有馬記念が目標ですが、今回はノーマークでしたし、ハンデも軽かったので様子を見て考えたいと思います」
2着武豊騎手・・・「レースとしては上手く行きました。直線でアクシデントがあってブレーキを踏んだのが痛かったです。左回りだと走りが違いますね」
3着戸崎圭太騎手・・・「馬の状態はいいと感じました。前回はかかる面がありましたが、今回は我慢していました。ハンデ戦でよく伸びていると思います」
のりしお
はしくれ
アルゼンチン共和国杯2022結果データ
勝ちタイム=2分31秒1(良)
前半1000m通過=61秒2
ペース=スローペース(2秒8差:前後半1000m比較)
勝ち馬上がり3ハロン=34秒4
レース上がり3ハロン=34秒9
4コーナー通過順位=3→9→6
クッション値(当日午前7時)=9,3(標準)
おわりに
今回はやはりコース特有のスローペースになっていたのですが、それにしても強い競馬を見せたブレークアップが光っていました。やはり4歳という年齢から成長力を感じるものですし、騎手も驚くほどの頑張りから古豪撃破の一勝となりました。
こうした成長を見抜けることが予想家として務めになりますし、パドックでも選出できるように、精進していきたいと思います。いつも応援下さる皆様に心よりの感謝を申し上げて、また来週、データ・パドックともに選び抜いていきたいと思います。
のりしお
はしくれ
パドックロード会員の皆様、ご声援ありがとうございました。温かいご声援に感謝して、配信に邁進して参ります。
はしくれ
のりしお