稍重。
常に芝の良い阪神において外差しは滅多に見られませんが、稍重となった一戦の中を差し切って勝利したソウルラッシュ。
力強い馬体も目立っていた今回の一戦となりましたが、馬券内馬は同馬のみが差しと、強烈な印象を残しました。
レース上りから1秒7差の破格の時計を記録しましたが、そんなマイラーズカップ2022の結果を回顧致しましょう。
はしくれ
マイラーズカップ2022着順
優勝馬ソウルラッシュ
2着馬ホウオウアマゾン
3着馬ファルコニア
マイラーズカップ2022予想結果
本命◎エアファンディタ
対抗〇ファルコニア
単穴▲カラテ
特注☆ホウオウアマゾン
買い目=ワイドボックス各100円、計600円
予想結果=的中・ワイド630円
パドックロード配信結果
◎1着→▲2着→☆6着→〇7着でした。
のりしお
はしくれ
のりしお
はしくれ
〇2着→◎3着→☆5着→▲8着
先週の皐月賞では馬券内2頭を大本線で抜擢
目次
マイラーズカップ2022結果・馬体診断
優勝馬ソウルラッシュ
まず優勝馬ソウルラッシュです。
今回のパドックは1周目に見極めて配信致しましたが、前日土曜から同馬のようなスピードタイプが目立っていました。全体がふっくらとした感じでボリューム感のある馬体でしたが、完全に旬を迎えた感じで、データで選ばず失敗しました。
パドックでは一転して本命、見事優勝してくれたのですが、特に腹袋がどっしりとして、それでいて重く感じさせません。修正しながら配信に臨み、結果を出して行く毎日ですが、このタイプをピシャリと狙えたのは、復習の賜物だと思います。
2着馬ホウオウアマゾン
2着馬はホウオウアマゾンです。
同馬は前走で敗れてしまい、今回も距離が心配でしたが、全体的にシャープに絞り上げ、切れのあるつくりになってきました。本来矢作調教師の馬はこうした仕上げを多くつくるので、ようやくチームカラーが現れた馬体になってきたとも言えましょう。
非常に力強い馬体であり、ベストは千四だと思いますが、それでもマイルは十分こなせる胴の絞れ具合が格別です。巻き上がらず心肺能力にも悪影響を及ぼしませんので、胸前の深さも考慮に入れて、3番手評価の仕上がりでした。
3着馬ファルコニア
3着馬はファルコニアです。
同馬は今回5番手評価で非常に悩ましい結果でしたが、その点は後述することとして、好仕上がりに見せる馬体でした。バランス良く、線はやや華奢ですが、前後の肉付きも目立ちましたし、何よりすっきり絞れているのでこの馬場向きの馬体と言えました。
全体のボリューム感の比較でスピード持続力に富むタイプで、先行脚質を選んだことは、間違いない選択と言えましょう。個人的に中距離が合っている馬体なのではと思ったのですが、この点、今後どうしていくのかは、厩舎サイドの決断次第です。
6着馬レッドベルオーブ
6着馬はレッドベルオーブです。
今回GⅠ戦でもないのに特別に同馬を取り上げますが、同馬を4番手評価したのは、感動を与えてくれたからです。久々の一戦になりましたが、同馬はしっかり成長していて、以前のような線の細さがなく、仕上がり自体も良く思えました。
さすがに本命視はできませんが陣営や同馬自身の努力は、まったく無駄ではないということを、馬体の厚みから感じられます。この一戦に向けて仕上げてきた努力に心がジンとしましたし、次走以降また上積みもあると期待できる仕上がりにありました。
のりしお
はしくれ
当レースでもご期待をくださり、誠にありがとうございました。人気・不人気に構わずとことん、選び抜いていきたいと思います
マイラーズカップ2022結果・回顧
レース動画
レース後の感想
今回は前半の3ハロンが34秒6のハイペース、これがなければソウルラッシュはもう、とても届かない位置で差しました。馬体の仕上がりも良かったですし、運が向いた一戦ということで、稍重馬場の適性も含めて、まだまだ底が分からない馬です。
勝負服からも不良馬場の際、菊花賞で差したキセキにも似て、どこか少し胴に特徴のある馬体が目立つ仕上げの馬でした。今が旬の馬体をしていますし、ここを勝って上積みが見込めるか、この点同馬の成長力にも注目していきたい結果でした。
のりしお
はしくれ
騎手のコメント
1着浜中俊騎手・・・「ゲートが上手くスタートできなくて、直線勝負に決めていきました。4コーナーを回ってゴーサイン出してから伸びてくれていましたが、途中からこれは交わせそうだなと、思って直線は乗っていました。僕自身、GⅠが楽しみです」
のりしお
はしくれ
マイラーズカップ2022結果データ
勝ちタイム=1分33秒3(稍重)
前半600m通過=46秒1
ペース=ハイペース(1秒1差:前後半800m比較)
勝ち馬上がり3ハロン=34秒1(最速)
レース上がり3ハロン=35秒8
4角通過順=13→2→3番手
クッション値(午前7時半)=10,3(やや硬め)
おわりに
今回はクッション値を見てみても降雨が無ければ高速の馬場で、イン前有利が本来有利な展開になるはずのレースでした。結果的に2~4着馬が前に行った馬であることからも、勝ったソウルラッシュが一頭だけ、別次元の競馬をしていました。
これができたのはひとえに馬体が完成した仕上がりだったことで、やはり旬の馬はどんな運気も味方にできるのだなと思います。相馬師として嬉しい一戦でやる気も頂点に達しましたし、これにおごらず会員様方と一緒に上を狙って参ります。
のりしお
はしくれ
パドックロード会員の皆様、ご声援ありがとうございました。温かいご声援に感謝して、配信に邁進して参ります。
はしくれ
のりしお