ドゥラドーレス快勝!期待の3歳馬出現

快勝。

先週末のセントポーリア賞2番人気だったドゥラドーレスが、4コーナーから外を進出し、直線では3馬身差快勝。

プラス12kgの馬体重から太目残りも多少ありましたが、ものともせずに人気の実力馬ウィズグレイスを一飲みにしました。

今回はそんな期待の広がるドゥラドーレスの馬体面について、相馬のプロ・はしくれの見解をお楽しみ下されば幸いです。

はしくれ

それでは早速参りましょう

ドゥラドーレスの馬体評価

セントポーリア賞2022での馬体

まず快勝を見せたセントポーリア賞での馬体面になりますが、ご覧のように非常にゆったりと幅のある馬体が特筆でした。発表はプラス12kgですが、実際に多少太めの仕上げで、お腹周りが特に少し緩く余裕を感じさせる状態です。

しかしながら同馬はバランス良く、若駒らしい柔軟性もあり、素質の面では十分に高く評価できる仕上がりにありました。競走馬は特に柔軟性が加齢によって消失されやすく、その点同馬が未完成なほど柔らかいことは逆に理想です。

エフフォーリアなども3歳春は馬体をまだ持て余していたので、これくらいゆとりが見られる方が、今後の期待もできることでしょう。そして同馬はその幅があるゆえ、非常にパワーも感じる馬体で、坂も苦にしないことはここからも十分にうかがえる仕上げでした。

更に今回の仕上げで良いのは背腰が真っすぐ伸びていることと、大きく広い面積のトモから、瞬発力がうかがえることです。実際にはもう少し垢抜けてくっきりとした方が良いのですが、同馬の持つエンジンの性能は重賞級と言っても良いでしょう。

当世代は東スポ杯勝利のイクイノックスが抜けていましたし、クラシックで高い期待ができる中距離馬が少ないところでした。同馬は現状2000mがベストかと思える仕上がりですが、腹目が絞れてスッキリとすれば、ダービーも目指せるかと思います。

実際の馬体評価

これは、はしくれの有料配信「パドックロード」での選別ですが、◎1着→〇2着→▲3着→☆5着と、馬券内パーフェクト予想でした。こうした結果は確たる存在、抜けた馬がいるときに多いので、いかに同馬が素質上位なのか端的に示していると言えます。

パドックでは順列がピッタリと収まるかは展開次第ですが、それが事前に読めたりしないので、中々ピタリとは決まらないです。それがこのように収まる結果は伝説のジャパンカップと同じで(馬体の見方を伝説のジャパンカップ出走馬から解説)、相当ハイレベルな馬体面に同馬があると言っても良いでしょう。

管理する宮田調教師もまたグレートマジシャンを管理しており、非常にバランスを保ったままで出走させるのが上手い方です。外厩での調整に逆らわず、整ったままで出せる方なので、次走以降の仕上がりについてもかなり高い期待が持てるでしょう。

新馬戦での馬体

実は同馬は新馬戦のときも非常に高く評価した馬体で、この時の方がスッキリ絞れてむしろ切れ味のある馬体でした。おそらくここは必勝態勢で臨んだ仕上がりだと思いますが、実際ここを通過できたためにローテーションに余裕が生まれます。

配信結果もこのようにズバリ本命に指名しているのですが、◎1着→▲2着→〇3着→☆7着と、やはり精度が高い結果でした。こういう馬体と結果が如実にリンクする馬は強い馬なので、当然ながら新馬戦の際も次走に期待をするところでした。

セントポーリア賞で同馬を見て非常に興奮したところですが、多少の太目も気にせず走って好タイム勝ちには驚きました。馬場自体が高速馬場でしたが、イン前有利でもありましたから、強いウィズグレイスを一蹴して後ろから差したのは驚愕です。

両親の馬体

そしてここでは同馬の両親についても話しておきたいのですが、特に両親は腹目が絞れたスレンダーな馬体をしていました。画像を持ち合わせていないためにご覧いただけずに残念ですが、両親ともに非常に伸びやかでトモの強さが目立った馬でした。

腹目が太いということなどなく、むしろ細く見えるタイプでしたし、非常にドゥラメンテとロカ両方、ややもすると華奢な体型でした。それだけに同馬のような骨量豊富な感のある産駒が生まれ、しかもいまだ成長途上という、異質な感じに驚いています。

両親から強いトモを受け継ぎ、伸びやかな骨格を持ちながらも、華奢にならず牡馬らしい体型で柔軟な馬体を保持する産駒。ドゥラメンテの忘れ形見としての活躍も期待される馬ですし、ドゥラドーレスへの注目は今後ますます高まることと言えましょう。

まとめ

今回は期待の3歳牡馬のドゥラドーレスについて触れましたが、実は同馬は新馬戦の際に取り上げるか迷ったくらいでした。ですが2戦目以降を見てからの判断の方が良いかなと思い、結果こうして紹介できたのは、自身でも嬉しく感じています。

特に新馬戦の際より更に成長しながらフックラしていて、調整もかなり上手く行ったのを感じられる結果にもなりました。今後どのような走りを見せるか注目も集まるところでしたし、またのパドックを待ち望みながら楽しみにしたいと思っています。

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