初制覇。
武豊騎手が22年間追い求めていたGⅠ勝利を、ドウデュースと共に見事果たした朝日杯フューチュリティステークス。
馬の力を信じ抜く騎乗で外々から差しを狙いましたが、追いすがるセリフォスを競り落として無傷の3連勝となりました。
パドックでも仕上がりが良好で毛ヅヤの良さが目立っていましたが、朝日杯フューチュリティステークス2021を回顧しましょう。
はしくれ
朝日杯フューチュリティステークス2021着順
優勝馬ドウデュース
2着馬セリフォス
3着馬ダノンスコーピオン
朝日杯フューチュリティステークス2021予想結果
本命◎セリフォス
対抗〇ドーブネ
単穴▲ジオグリフ
買い目=単勝◎100円、馬連◎流し各100円、ワイドボックス各100円、計600円。
予想結果=不的中
朝日杯フューチュリティステークス2021予想・本命はセリフォス
パドックロード配信結果
〇1着→◎2着→☆3着→▲5着でした。
のりしお
はしくれ
のりしお
▲1着→◎2着(最低人気)→〇5着→☆6着
はしくれ
のりしお
はしくれ
◎1着→〇2着→▲4着→☆13着
土曜GⅢターコイズステークスでは本線ワンツーを指名
目次
朝日杯フューチュリティステークス2021結果・馬体診断
優勝馬ドウデュース
まず優勝馬ドウデュースです。
同馬は非常にバランスに優れ無駄のない馬体が目立ちましたが、毛ヅヤもよく、パンパンにトモが張り、100%仕上がっていました。マイナス10kgもむしろ勝負の仕上がりと判断がつきましたし、マイルに向いた馬体で適性も高いと見て対抗評価でした。
現状2000mくらいならこなせておかしくない馬体ですが、ダービーを目指すことになるのなら、もうひとつ胴が伸びてほしいです。緩さがないので完成度的に上位だったことも頷けますが、騎手に従うことができる点も、うかがえる気性で好感でした。
2着馬セリフォス
2着馬はセリフォスです。
同馬は完全にマイルの馬で詰まった胴が特徴的ですが、付くべきところに筋肉がついて、相変わらずの好仕上がりでした。中内田厩舎らしい仕上がりで無駄のなさも特徴的でしたし、毛ヅヤも良く、相当ハイレベルな状態と言って良いと思います。
特にトモの張りが目立つタイプでこの点を重視して本命視も、胴の詰まったタイプでもあるため瞬発力に最後差が出ました。しかし逆に前に行っても粘る競馬がしっかりと出来ていたので、これからも今日くらいの仕上げなら、いくらでも好走できるはずです。
3着馬ダノンスコーピオン
3着馬はダノンスコーピオンです。
同馬は安田厩舎の管理馬でいかにもマイラーな馬体でしたが、多少緩さの残る全体から将来性を感じるものでした。個人的にはこの柔軟性が保たれた方が良いと見ましたが、筋肉量も豊富な馬なので、パンパンの良馬場が理想でしょう。
この部分では馬場のコンディションが多少向かなかったこともあるので、来春以降、速い時計の出る馬場なら更に躍進しそうです。バランスもよく腹目もきっちりで、いかにも瞬発力がありますし、東京コースも合いそうですから先々も楽しみな存在です。
のりしお
はしくれ
のりしお
はしくれ
当レースでもご期待をくださり、誠にありがとうございました。人気・不人気に構わずとことん、選び抜いていきたいと思います
朝日杯フューチュリティステークス2021結果・回顧
レース動画
レース後の感想
今回は天候が上手く読めず、馬場読みが外れてしまいましたが、それでもしっかりと連対をしたセリフォスはやはり強い馬でした。パドックを見れば逆転されても仕方ない結果と思いましたし、マイルの距離なら来春以降も高い期待ができる存在です。
一方ルメール騎手の騎乗したジオグリフはまだ緩さも見られて、スケール感は大きい馬ですが、距離も忙しいかと思いました。マイルも可能なタイプなのですがいかんせん経験が少ないので、この点今回経験ができて今後に生かされればと思います。
のりしお
はしくれ
騎手のコメント
1着武豊騎手・・・「このレースが近づいてくると、今年は勝ちたいなと思って、今年は良い馬で出られるのでチャンスだと思っていました。非常に馬の状態も良かったですし、レースもスムーズに良い形になって、待てる余裕がありましたね。良い形で直線向いたんですが、やはり相手も強いですから、中々勝たせてくれなかったのですが、ドウデュースが頑張ってくれました。初めて乗った時から非常に能力を感じていた馬ですが、今日は状態も最高に良くて、まだまだ強くなりそうな予感があります」
1着ノーザンファーム空港(岡本貴政氏)・・・「遅生まれを感じさせない堂々とした馬で、トモ高ではあったのですが、物覚えの良い、学習能力の高い馬でした」
2着C.デムーロ騎手・・・「馬は出して行った分、行きたがっていましたが、許容範囲の中4コーナーで行けました。勝ち馬の切れに負けた感じですね」
3着松山弘平騎手・・・「結果が残せなかったのは残念ですが、ラストは脚を使っています。まだまだこれからの馬です」
5着C.ルメール騎手・・・「後ろからレースを運びました。途中からリラックスできました。息づかいは良かったですよ。ラストは伸びていましたが後ろすぎました。距離は伸ばしても良いと思います」
のりしお
はしくれ
のりしお
はしくれ
朝日杯フューチュリティステークス2021結果データ
勝ちタイム=1分33秒5(良)
前半800m通過=46秒2
ペース=ハイペース(1秒1差:前後半800m比較)
勝ち馬上がり3ハロン=34秒5(最速)
レース上がり3ハロン=35秒2
4角通過順=7→5→9番手
クッション値(AM7時半)=9,6(標準)
おわりに
今回は馬場こそ良馬場ですが含水率は稍重にも近く、馬場の良いときの阪神に比べ持久力が必要な馬場でした。距離適性に多少余裕のあるドウデュースが勝利していることは、最後の直線の瞬発力にプラスされた結果だと思います。
やはり冬場を迎えるとこうしたスタミナが必要になりますから、単純なスピード勝負だけでは測れなかったという感想です。ある意味ドウデュースの走りからは中山も合うと思われましたし、皐月賞までの距離なら現状、かなり楽しみにできることでしょう。
またパドックロード会員の皆様、ご声援ありがとうございました。常にハイレベルな結果を目指し、変わらず精進して参ります。
はしくれ
のりしお