稍重馬場。
重に近い含水率となって馬場が渋っていた今回ですが、道中最後方から一気の豪脚を披露のミスニューヨーク。
実力馬たちが抜け出したなかで外々を回って進出すると、有り余る勢いでごぼう抜きを決めた鮮やかな勝ちっぷりでした。
パドック予想も5秒で選んだ本命に相応しい馬でしたが、そんなターコイズステークス2021の結果を回顧します。
はしくれ
ターコイズステークス2021着順
優勝馬ミスニューヨーク
2着馬アンドラステ
3着馬ギルデッドミラー
ターコイズステークス2021予想&予想結果
本命◎アンドラステ
対抗〇スマイルカナ
単穴▲フェアリーポルカ
特注☆アクアミラビリス
買い目=ワイドボックス各100円、計600円
予想結果=不的中
パドックロード配信結果
◎1着→〇2着→▲4着→☆13着でした。
のりしお
はしくれ
のりしお
はしくれ
▲1着→◎3着→〇7着→☆8着
GⅠ阪神JFも馬券圏内の2頭選出
目次
ターコイズステークス2021結果・馬体診断
優勝馬ミスニューヨーク
まず優勝馬ミスニューヨークです。
同馬は1周目の周回からあっさり本命に決まりましたが、毛ヅヤがよく、この時期の牝馬では珍しいくらい光っていました。毛ヅヤはサプリでどうにでもなるといい加減な理論も聞かれますが、内臓面の調子が良くないとこうした感じにはならないでしょう。
全体的にもバランスが良くて非常に無駄のない馬体でしたし、データ予想した時間が一体、なんだったのかと思うものでした。相変わらず面積のあるトモと、切れ上がっているコンパクトな胴、胸前の筋肉もしっかりして、本命に相応しい仕上げでした。
2着馬アンドラステ
2着馬はアンドラステです。
同馬は完全に旬を迎えてたくましい馬体が目立ちましたが、下腹の残るところも今回、心肺機能的に上位でした。上位のワンツーは印通りにぴったり収まった結果でしたが、どちらも中山に向いた馬体で、前肢の筋肉も目立っています。
このあたりやはり急坂を擁す中山の舞台でもありますから、しっかりパワーを兼備することが良績に繋がっているのでしょう。ハンデ頭で優勝馬との差も3,5kgと開きましたから、これがなければ十分僅差での入着があった仕上げと言えます。
3着馬ギルデッドミラー
3着馬はギルデッドミラーです。
同馬は画像で見るとたくましく、かなり良い仕上がりに見えましたが、まだ多少緩さが残る馬体で無印評価した一頭でした。馬場も稍重でスタミナ重視の相馬を展開していましたから、この部分で少し厳しいかなと思っていただけに驚きました。
ただ距離はかなりマイル適性に秀でたタイプだと思いますから、これがやはり今回の良績に繋がった部分だと思われます。トモもまだ張りがもう一つなので更に上昇も狙える仕上げで、次走以降の激走も十分、考えられる馬だと思います。
のりしお
はしくれ
当レースでもご期待をくださり、誠にありがとうございました。人気・不人気に構わずとことん、選び抜いていきたいと思います
ターコイズステークス2021結果・回顧
レース動画
レース後の感想
今回は金曜日の雨による稍重馬場という結果になって、より持続力勝負に偏った一戦という感じになりました。これが読み切れずハンデ差もあってデータは2~4着の結果でも、パドックではしっかり対応でき、本線ワンツーと相成りました。
毎回難しいレースですからデータ予想は時間も要りますが、パドックでは僅か2分で終わり、いったいなんなのかなと思います。ですがそれだけにデータとは違う角度でしっかり選びきることに、高い価値があると思いますので両方とも精進していきます。
のりしお
はしくれ
騎手のコメント
1着M.デムーロ騎手・・・「本当に馬込みを気にする馬です。スタートが少し遅かったですが流れは本当に良かったので、スムーズに行きたい、瞬発力に懸けたいと思いました。直線は思った以上に伸びました。ムチを変えることもなく、ゴールの瞬間はあっという間でした。前走も勝つと思っていましたし、敗れて凄く悔しかったですが、重賞を勝てると信じていました」
のりしお
はしくれ
ターコイズステークス2021結果データ
勝ちタイム=1分32秒8(稍重)
前半800m通過=45秒4
ペース=ハイペース(2秒0差:前後半800m比較)
勝ち馬上がり3ハロン=34秒6
レース上がり3ハロン=36秒0
4角通過順=14→6→6番手
クッション値(AM7時)=9,0(標準)
おわりに
今回は馬場こそ稍重ですが、勝ち馬は上りも特筆もので、仕上げも良かったのは確かですが、あまりに素晴らしい末脚でした。最後の直線では持久力が問われる展開に変わりましたが、走破タイムも優秀なタイムで普通なら間に合わないところです。
ハンデ差があったのも確かですがそれを差し引いても強い結果で、これは完全に旬に入ったと考えて差し支えなさそうです。またハンデ差がある中で粘ったアンドラステもやはり立派ですし、今回のワンツーをした2頭はどちらも相当のハイレベルです。
またパドックロード会員の皆様、ご声援ありがとうございました。常にハイレベルな結果を目指し、変わらず精進して参ります。
はしくれ
のりしお