完成度。
紫苑ステークス2021は秋華賞のトライアルの一戦、有力馬が顔を揃えましたが優勝馬はファインルージュでした。
同馬は前走のオークスの際11着に敗れてはいますが、桜花賞3着で見せた脚を遺憾なく発揮するところでした。
馬体でも完成度の高いことが窺える仕上げとなりましたが、そんな紫苑ステークス2021の結果を復習しましょう。
はしくれ
紫苑ステークス2021着順
優勝馬ファインルージュ
2着馬スルーセブンシーズ
3着馬ミスフィガロ
紫苑ステークス2021予想&予想結果
本命◎ホウオウイクセル
対抗〇エクランドール
単穴▲メイサウザンアワー
買い目=単勝&複勝各100円、計600円。
予想結果=不的中
パドックロード配信結果
◎1着→☆4着→▲6着→〇14着でした。
のりしお
はしくれ
のりしお
はしくれ
◎2着→☆3着→▲6着→〇8着
土曜中京メインレースでは10番人気☆3着入線
目次
紫苑ステークス2021結果・馬体診断
優勝馬ファインルージュ
まず優勝馬ファインルージュです。
同馬は1周目を見たときから本命にすぐに決まったのですが、やはり馬体を見比べてしまうと完成度の違いが明らかです。ゆったりとしたバランスに加えて牝馬としては骨格も大きく、ついている筋肉も良質なら簡単に崩れないところでした。
柔軟性を保った仕上がりでツヤもフワフワに光っていたうえ、ボリューミーで全体がふっくらとほぼ完璧に近い仕上げでした。トライアル仕様でない状態で本番もやれそうなほどでしたし、コメントをつけるか迷いましたが、それくらいの好仕上がりでした。
2着馬スルーセブンシーズ
2着馬はスルーセブンシーズです。
同馬はいかにも牝馬特有の華奢さの残るタイプと言えますが、バランスに優れ強いトモを持ち、瞬発力を感じるものでした。実際最後も狭くなりながら間を割って伸びてきていますし、落ち着いた気性も今後同馬の活躍を後押しすることでしょう。
特に同馬はトライアル仕様の仕上がった状態にありましたが、選出漏れで非常に後悔を残すところとなってしまいました。高次元な仕上がりにありますし距離適性も高いと見えるので、今後も中距離路線で十分活躍が狙える存在でしょう。
3着馬ミスフィガロ
3着馬はミスフィガロです。
今回最もパドックにおいて盲点となったのが同馬ですが、バランスよくいつも仕上がっていて今日はプラス8kgとありました。友道厩舎の所属馬ですから一発は可能性がありますが、それにしてもまだまだ華奢さがあり、厳しいのではと思っていました。
以外にも瞬発力勝負での結果となった一戦なのですが、同馬に関しては枠も3番、この枠も良かったかと思います。小さいですがガッツがありますし溜めれば堅実に伸びてもきます。距離はやや長いと思いましたが次走以降更に注目でしょう。
のりしお
はしくれ
当レースでもご期待をくださり、誠にありがとうございました。人気・不人気に構わずとことん、選び抜いていきたいと思います
紫苑ステークス2021結果・回顧
レース動画
レース後の感想
今回は開幕週の馬場ならイン前有利と踏んでいましたが、しっかりスローで溜めた馬たちが伸びる結果で驚くものでした。中京の馬場も中寄りが伸びて夏場を越した割に差しが届き、どちらも馬場傾向が想像とかなり違っていたなと思います。
この点反省が必要ですが何分最初の週ということで、ややギャンブルな形になることは仕方なかったかなと思います。パドックでは1位選出となりこの点はほっとしているのですが、複数頭上位入着目指し、頑張って参りたいと思います。
のりしお
はしくれ
騎手のコメント
1着福永祐一騎手・・・「桜花賞のときの状況とよく似ていて、オークスの時は距離を持たせるということで重心を後ろに持たせていたんですけど、桜花賞の時に戻してくれていて、雰囲気も良く似ていました。正攻法の競馬で行こうと思いました。それで距離が持たなければ路線変更した方がいいと思いました。非常に理想的なポジションで競馬できましたんでね。前半非常に上手く行きましたから、4角手前で少し前に出して。気持ち早目にエンジンかけて行きましたけど、2000mは問題ないと分かりました。今日の坂のある2000mをこなしてくれましたから、阪神でも問題ないと思います。完璧な競馬ったと思いますし、次を楽しみにしています」
のりしお
はしくれ
紫苑ステークス2021結果データ
勝ちタイム=1分58秒2(良)
前半1000m通過=59秒7
ペース=スローペース(1秒2差・1000m比較)
勝ち馬上がり3ハロン=34秒2
レース上がり3ハロン=34秒8
4角通過順=5→10→12番手
クッション値=10,3(標準:当日午前7時)
おわりに
今回はファインルージュの強さが一際目立った一戦でしたが、やはりこの路線は桜花賞での結果が一番だと思われます。札幌記念を制したソダシもパドックで本命を打ちましたが、GⅠ上位馬のレベルが高く、馬体もよく完成されています。
それだけにファインルージュはここから秋華賞取りに向かって前進、ソダシのライバルに成り得る馬と改めて認識するものでした。福永騎手と手も合っていますし坂も全く苦にしないですから、阪神で行われる秋華賞も非常に楽しみだと思います。
またパドックロード会員の皆様、ご声援ありがとうございました。明日は良い結果が残せるように、引き続き復習して参ります
はしくれ
のりしお