熊本産馬。
馬産地は日本に多くあってもその殆んどが北海道の地で、生産されていることで知られる現代日本競馬の状況。
そんな中にあり古馬混合での初レースを見事に完勝して、ヨカヨカが熊本生産馬での初重賞勝利を果たしました。
3歳牝馬の勝利も31年前のことになりましたが、そんな北九州記念2021の結果を回顧しましょう。
はしくれ
北九州記念2021着順
優勝馬ヨカヨカ
2着馬ファストフォース
3着馬モズスーパーフレア
北九州記念2021予想&予想結果
本命◎アウィルアウェイ
対抗〇ヨカヨカ
単穴▲ジャンダルム
買い目=馬連&ワイドボックス各100円、計600円。
予想結果=不的中
パドックロード配信結果
〇1着→☆2着→◎7着→▲14着でワンツー2頭を選出しました。
のりしお
はしくれ
のりしお
はしくれ
のりしお
はしくれ
のりしお
はしくれ
札幌記念は3着以内独占
目次
北九州記念2021結果・馬体診断
優勝馬ヨカヨカ
まず優勝馬ヨカヨカです。
同馬は今回きっちり絞れて前走よりも締まっていましたが、毎回きっちり絞れた馬体は非常に好感が持てるものです。馬場も稍重でスタミナ勝負になることを踏まえてのこの馬体は、本命に匹敵する仕上がりで体幹の良さも目立っていました。
牝馬ですからこれくらい絞れて出てくることが理想的でもあり、前後肢共に発達しているトモが迫力を増して見えました。良い時の毛ヅヤが光ってますし、非常に背中がしっかりと見えて、華奢ながら「おっ」と思わせるほどの好仕上がりには嬉しくなります。
2着馬ファストフォース
2着馬はファストフォースです。
同馬は一見太く見えるほど腹袋がしっかりしていますが、トモの面積も大きく映して、張りのある好馬体にありました。展開を思うならば選出に迷うところかもしれないのですが、はしくれはパドックで選ぶ時は一切展開を考えません。
そのため小倉特有の好走馬体のひとつでもある体型を、上位にとって4番手評価と、最後の最後に抜擢しました。このあたり小倉記念の際には手痛くやられた経験でしたが、しっかり修正を果たせましたし、糧にできたのが嬉しかったです。小倉記念2021結果&馬体診断・優勝はモズナガレボシ
3着馬モズスーパーフレア
3着馬はモズスーパーフレアです。
今回一番悔しかったのは同馬を選べなかったことですが、もう一頭選ぶことができたら間違いなく同馬を選びました。アウィルアウェイと比べて全体のつくりが少し寂しいかと思い、トモのゴツゴツとした輪郭からライバルを上位に選んでいます。
そのうえでファストフォースを評価し選出に漏れた経緯なのですが、今まででも稀なほどに絞れて、これがむしろ吉と出た感じです。稍重馬場でインを突いた事も松若騎手あればこそと言っても、この絞れた馬体がなかったなら、粘れなかったのではと思います。
のりしお
はしくれ
当レースでもご期待をくださり、誠にありがとうございました。人気・不人気に構わずとことん、選び抜いていきたいと思います
北九州記念2021結果・回顧
レース動画
レース後の感想
今回は外差し馬場であるため先行2騎には苦しいと思い、差して競馬ができる馬を選び、予想を組み立てることにしました。しかしながらファストフォースが下げて鮫島騎手が上手く立ち回って、一方モズスーパーフレアからはイン突きの粘り込みが見えました。
これはモズスーパーフレア自身がこれまで果たした走りの結果で、他馬が競りかけず結局自身に有利な流れを作り出しました。そのうえでコンビ継続している松若騎手の好騎乗もあって、同馬自身の戦績が同馬を助けた一戦だなと思います。
のりしお
はしくれ
騎手のコメント
1着幸英明騎手・・・「最後は必死でした。道中もずっと手応えよく、スムーズな走りをしてくれていたんで、コーナーを回るときの手応えで、これだったらなんとか勝てるんじゃないかなって手応えがありました。内から、外から来ないかなと心配でしたし、最後は無我夢中でした。(大歓声は)聞こえました。ラスト1ハロンくらいから凄い歓声が上がっていたので、聞こえてました。ヨカヨカが九州産っていうことで、元々谷調教師にもお世話になっていますし、九州産も沢山乗せていただいていますし、僕の師匠の谷八郎先生が九州産を沢山管理してたんですけど、先日1周忌があって、その関係もあって今日は凄く嬉しいです。重賞レースに手が届きそうで届いてなかったんですけど、今日勝てたことで、また応援してもらえると嬉しいです」
のりしお
はしくれ
北九州記念2021結果データ
勝ちタイム=1分8秒2(稍重)
前半600m通過=33秒2
ペース=ハイペース(1秒8差・600m比較)
勝ち馬上がり3ハロン=34秒4
レース上がり3ハロン=35秒0
4角通過順=3→3→1番手
クッション値=8,7(標準:当日午前8時)
おわりに
今回は本命アウィルアウェイに向いた馬場になると思いましたが、外を回し過ぎた差し馬にとり、膨らんだカーブが難点でした。ジャンダルムも更に外を回って追い込みますがロスが多いですし、このあたりを読み切れなかったのは反省したいところに思えます。
またモズスーパーフレアがこういう状況でする競馬にも注目、3着と粘ったことは大いに評価せねばならないと思います。鮫島騎手も含めて若手にも存在感が増してきていますし、こうしてまた復習を重ねつつ次の的中を目指していきます。
またパドックロード会員の皆様、ご声援ありがとうございました。来週も良い結果が出せるよう、引き続き復習して参ります
はしくれ
のりしお
*九州産馬の活躍を描くプロ予想家による競馬小説―