競馬小説「アーサーの奇跡」第1話

はしくれ

こんにちは、はしくれです
助手ののりしおです

のりしお

はしくれ

このブログも今年で5年目だね
月日の経つのは早いですね

のりしお

はしくれ

日頃のご愛顧に感謝を込めて…新しい挑戦の始まりだよ!
ついにこの時がやってきましたね…早速発表してください。その新企画とは…?

のりしお

はしくれ

競馬小説「アーサーの奇跡」です
ついに、ついに始まるんですね…はしくれさん、最大の挑戦

のりしお

はしくれ

ブログの創設前からコツコツ、書き溜めてきた作品なんだけど
出版社に持ち込んでみようとか、色々試行錯誤した挙句に…

のりしお

はしくれ

このブログで連載スタートだよ
どんなコンセプトがあるのでしょうか?

のりしお

はしくれ

「読むと、競馬がしたくなる」
なるほど、明解なコンセプトです。プロの予想家が自ら執筆するというあまりないものですしね

のりしお

はしくれ

元々は作家志望だったから、楽しんでもらえるよう頑張るよ
タイトルも自筆ということですが

のりしお

はしくれ

この点も頑張ってきたいよね
毎週水曜1話更新をまずは目標に進めて行くとか

のりしお

はしくれ

無理すると完結できないからね
そうですね。楽しくが大事ですね。読者の皆様にも楽しみつつ、ご覧いただけたら嬉しいですね

のりしお

はしくれ

そうだね、そうあってもらえるように、しっかり作り上げていかなくちゃ
それでは、そろそろ

のりしお

はしくれ

第1話をご覧ください

競馬小説「アーサーの奇跡」第1話

夏のひかり

 

夏。

佐賀競馬場のパドック。

 

灼けるような陽射しを避けるように

人影もまばらな観客席に

一際輝く美しい幻に匠は目を奪われた。

 

麦わら帽子から真っすぐ下りる、長くつややかな美しい髪。

白いワンピースに溶け込むような、透明感に溢れたその素肌。

 

華奢な手足を強調するような、スラリとした後ろ姿は

真っ青に光る夏の大空と、パドックの奥の深い緑

灰色の地面に浮かび上がって

一つの美しい絵画のような、凛とした静寂をたたえていた。

 

「(……あ!)」

 

匠はその美しい絵の奥に、入場してくる馬を見つけると

我に返ってその先の景色へ、足早に一歩を踏み出していた。

 

佐賀競馬場の新馬戦。

頭数は少ない。

僅か5頭の馬たちではあるが

匠はそのなかに雰囲気のある、金色の毛の馬を見つけた。

 

「アーサー…」

 

その馬の名を告げたのは先程、絵の中にたたずんでいた女性で

かすかに告げられた声から甘い、柔らかな香りに包まれていた。

 

匠は意識が断ち切れるような感覚になるのをなんとか抑え

再び不思議な雰囲気をまとうアーサーの姿へと目を移した。

 

「(なんだろう…この感じ。不思議な気持ちだ。馬って同じような感じなのに、この馬だけは何かが違う。何か…が何かは分からないけど…。)」

 

匠は掲示板を確認した。

単勝オッズは3,5倍。現時点では2番人気だ。

1番人気は山本騎乗の、カーテンアップという馬だった。

 

匠の近くでファンのおじさんが

「能力検査もぶっちぎりで、サウザンファームの良血馬!これで山本が乗ってりゃあ、負けるワケがねえ!」

とうそぶく。

 

それでも匠はアーサー以外が、勝つとは一向に思えなかった。

 

「(そうだ!忘れていた…。写真を撮らなくちゃ。)」

 

匠は首にストラップをかけた一眼レフをしっかり構えると

無我夢中でアーサーのいる方へ、すかさずズームレンズを振り向けた。

 

「止まーれー!」

 

という号令と共に、各馬が騎手を乗せて馬場へ出ると

先ほどまでの甘い香りは消え、美しい絵の面影もなかった。

 

「(すごくきれいな人だった…。馬主の関係者かな?)」

 

彼女の存在が気にはなったが、匠は首を軽く左右に振り

撮影した画像を眺めながら父の待つスタンドへ足を向けた。

次回予告

 

アーサーの持つ不思議な雰囲気に

馬券を買いたいと思った匠。

馬券のベテランである父親に買い方を教わることにしますが…

 

次回競馬小説「アーサーの奇跡」第2話

 

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