はしくれ
今週日曜はダブル重賞、東京競馬場ではGⅢ、エプソムカップ2021がフルゲートでの発走予定です。
近年は馬場が悪くなりやすく降雨の影響も見られましたが、週間予報では週末土日両方現在は晴れ予報です。
荒れる結果も多々ある一戦で予想の面白さがあるところの、エプソムカップ2021の調教診断を公開します。
目次
エプソムカップ2021調教診断・上位3頭を選出
調教1位:アルジャンナ
<栗東 坂路 良 51.3-37.4-24.8-12.6 ほぼ馬なり>
今回1位に選出したのはアルジャンナと致しました。
同馬は既に週中のコラムで取り上げた存在になるのですが、今週は栗東坂路で追われ51秒3を計時でした。この時計自体はかなり優秀な時計と言って良いところですが、今週の栗東坂路コースは時計の出やすい馬場と言えました。エプソムカップ2021過去10年の傾向とイチオシ
ただそれを加味してもほぼ馬なり、最後だけ少し追われる走りは、十分な調整ができたことを感じさせるフィニッシュとなりました。同馬は1週前の坂路でも51秒2を計時していて、この時はゴール前だけ強めで出してきた好タイムとなりました。
2週連続での速い時計と、内容を軽くしたこともあって、今週の坂路でのこのタイムは価値ある時計と言って良いでしょう。馬体も無駄なくシャープなつくりで上昇を感じさせる仕上げです。得意な距離ですし距離延長も苦にはならないのではと思います。
調教2位:マイラプソディ
<栗東 CW 良 82.7-66.9-52.5-39.1-13.0 馬なり>
調教2位はマイラプソディです。
同馬は前走都大路ステークスで2着と連対しましたが、これは同馬にっては一年半ぶりとなる馬券圏内でした。元々京都2歳ステークスで重賞を勝っている馬ですから、きっかけさえ掴めれば上昇も十分に期待できるところです。
そんな同馬の今週の動きは栗東CWを使われて、全体時計82秒7の6ハロンタイムでまとめました。ラストの伸びはあまりありませんが、馬なりで2週連続終えられ、特段強い負荷がかからずとも馬体面が特に張って見えます。
友道厩舎の変幻自在な調整過程も気になるところで、追わずとも仕上がってきているなら内容としては良いと思います。馬に無理をさせずにラストに向けタイムを伸ばした過程も好感、内容は軽めには映りますが、かなり不気味な一頭と言えます。
調教3位:ヒュミドール
<美浦 南W 稍重 68.8-53.8-39.0-12.0 馬なり>
最後はヒュミドールです。
今回のエプソムカップ2021の追い切りの特徴では、個性派が集った一戦らしく、調教もその傾向があります。各馬それぞれに合ったやり方や内容が現れていると思え、馬なりでラストに伸ばして見せた同馬もその一頭と言えましょう。
関東馬ですから地の利があって左回りでも調整可能な、美浦のウッドが使える利点にも着目せねばならないことでしょう。このウッドを単走で追い切られ、外々を回り悠々と駆ける、同馬の低重心な走法は見ていて気持ちの良い走りでした。
馬場の外々を回ったことからタイムも十分出ていると思え、馬体もピカピカに見せているので状態面は良いと思われます。前走新潟大賞典では11着に敗れてはいますが、近走重賞での活躍から、注目したい存在と言えます。
エプソムカップ2021調教診断・おわりに
のりしお
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*エプソムカップ2021のパドックロードも配信致します。プロの相馬師による相馬眼に今週もぜひご注目ください
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