中山牝馬ステークス2021結果&馬体診断・優勝はランブリングアレー

不良馬場。

台風並みの豪雨と強風に見舞われた中山競馬でしたが、走破タイムは未勝利戦より遅い1分54秒8。バシャバシャと水を跳ねつつコースの適性が問われたレースでしたが、勝ったのは愛知杯2着から参戦のランブリングアレーでした。

鞍上の名手・武豊騎手もペースを掴みづらかったと話す、特殊な馬場状態も外枠から差して最後突き抜けてきました。馬場悪化も織り込みつつ予想した今回の一戦でありますが、早速着順と予想結果を公開していきたいと思います。

中山牝馬ステークス2021着順

優勝馬ランブリングアレー

2着馬ロザムール

3着馬フェアリーポルカ

中山牝馬ステークス2021予想&予想結果

本命◎ロザムール

対抗〇ランブリングアレー

単穴▲サトノダムゼル

特注☆ドナアトラエンテ

買い目=ワイドボックス各100円、計600円。

予想結果=的中・ワイド2080円

中山牝馬ステークス2021予想・本命はロザムール

パドックロード配信結果

☆1着→▲3着→〇8着→◎9着馬券圏内に2頭入着でした。

パドックロード(2021)3月度会員募集

それではまず馬体診断から行って参りましょう。

中山牝馬ステークス2021結果・馬体診断

優勝馬ランブリングアレー

まず優勝馬ランブリングアレーです。

同馬は予想時に伝えた通り充実期に入ってきたのですが、輸送をクリアして前走時からー6kgの体重でした。腰がかなりくびれて見える馬で、細化が心配なタイプでしたが、やはり調教での動きの良さがパドックでも見られたと思います。

これは同馬が最終周になり、やる気をじわっと出していたからで、はしくれは馬体重視なのですが今日はこの点が良く思えました。相変わらずバランスもいいですし、くびれ具合もギリギリの仕上げで、不良馬場に向いたタイプだからと選出して良かったと思います。

トモを非常に大きく見せるのも同馬の特徴だと思いますが、前肢にもう少し張りが出たならより上を目指せると思います。ハンデが55kgありましたし、その中で突き抜けてきましたから、実力は一枚上と思える今回の一戦と言えるでしょう。

2着馬ロザムール

2着馬はロザムールです。

同馬は前走時でも上昇を感じる馬体になってきましたが、今回も非選出にしましたが高次元な仕上がりにありました。丸みを帯びたトモが雨を弾きプリっと見せている状態ですし、前進気勢で落ち着き払ったパドックも非常に好感でした。

もし5頭目を選ぶなら同馬を選出していたところなのですが、レース振りを見るとやはりこの馬場で軽量なのは味方したでしょう。当ブログ予想では1番手で指名して2着に来てくれたので、とても嬉しい気持ちでありますが、展開利があったなと思います。

お腹周りをきちっと締めていて、スタミナを感じる仕上げでしたし、全体の幅もボリュームがあってどんどん見栄えがしてきています。時計面を競う競馬になると多少軽さが欲しいところですが、中山は向いているコースですし、負けて強しという連対でした。

3着馬フェアリーポルカ

3着馬はフェアリーポルカです。

同馬は今回本命に推すか迷うほどの仕上げにありましたが、多少脂肪がついて見えたために3番手評価とした馬でした。相変わらずボリュームがたっぷりで幅だけ見れば最上位でしたが、昨年のリピーターで3着に来たのは実力の証明でしょう。

同じレースを2年連続して不良馬場で走る馬というのも、非常に珍しいと思いますが、同馬はそれをやってのけました。腹袋のあるタイプで懐が非常に深いつくりをしていて、強風の中では安定感を得ることに繋がったことでしょう。

こちらは昨年の当レースでの配信結果を掲示しましたが、☆1着→〇3着と今回に似た評価と結果が現れています。やはりこの点がハンデ戦らしい結果だと思えるところでしたが、同馬も55kgを課せられた中での3着なら上々です。

今回くらい仕上がれば十分上位を狙えることが分かるので、今後もその仕上がりに期待してパドックに臨みたいと思います。

ということで。

中山記念・チューリップ賞ではパーフェクトを達成したのですが、とりあえず今週土曜日は2頭のワンスリーを実現しました。明日もまだ重賞がありますから意気込んでいきたいと思いますし、配信をご希望の方はぜひこちらからご登録されて下さい。パドックロード(2021)3月度会員募集ご一緒に的中する感動をお届けできるように頑張ります。

中山牝馬ステークス2021結果・回顧

レース動画

レース後の感想

前半800m通過が50秒2のタイムになったため、不良馬場のなかハイペースになり最後は各馬スタミナの勝負に。典型的な不良馬場得意な仕上がりのランブリングアレーには、恵みの雨となった感じもある最後の直線の差し切りでした。データ予想としては本線でのワンツー自体は嬉しいのですが、馬場がここまで悪化してくるとは、さすがに読み切れないところでした。それでも重馬場実績を睨み選出したことも吉と出たうえ、ハンデ面も上手く加味できたなと思える結果になってくれました。はしくれを信じ、応援下さる皆様に感謝を申し上げます。

騎手のコメント

1着武豊騎手・・・「乗りやすい馬なんで、周りの馬の出方を見て行こうと思ってたんですけど、枠が外でね、ずっと外を回ってたんですけど。何しろ芝が凄い水含んでるんで、ちょっとペースは掴みづらかったですけど、最後はどの馬もきつかったと思うんですけど、よく我慢してくれましたね。馬は非常に落ち着いていましたし、状態いいなと思いました。こういう馬場状態も克服してくれて、今後また更に大きいレースでも頑張れたらいいなと思います。」

・・・2着以下のコメントは取れず

中山牝馬ステークス2021結果データ

勝ちタイム=1分54秒8(不良・過去10年で最も遅いタイムで、同日5レース未勝利戦より1秒6遅い走破タイム。日中はずっと激しい雨が降り続けていた状態だった)

前半1000m通過=62秒6

ペース=ハイペース(2秒0差・800m比較)

勝ち馬上がり3ハロン=39秒2(3位)

レース上がり3ハロン=39秒9

4角通過順=9→1→3番手

当日のクッション値(午前7時)=8.2(標準。ただメイン時はかなり軟らかかったと見る)

おわりに

今回は本線でワンツーとし、予想としては上々の結果で、一時のスランプを抜け出すために手を尽くしたことが吉と出ました。先週もダノンザキッド複勝のみなどの馬券で凌いだことで、的中から的中へ駆け上がる段取りを得られたと思います。

その上で予想では馬体面も織り込んで予想を進めましたし、ランブリングアレーの充実期を見抜けていたことも吉と出ました。馬場悪化が予想される天気で馬場適性も加味していましたし、枠順確定後まで待ちながら予想したことも良かったはずです。

やはりデータはパドック予想より時間があることが利点ですので、ハンデや展開などを踏まえればこの点が有利かなと思います。一方で3着に来たフェアリーポルカはパドックこその馬なので、両方を駆使してお役に立てる予想家でありたいと願います。

パドックロードの会員様と、今ご覧下さっているあなたへ、心よりの感謝を申し上げてお別れ致したいと思います。

今週も当ブログをご覧下さり、誠にありがとうございました。また来週の当ブログ予想でお会いできることを祈っています。

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