こんにちは、馬狂いです。
今週は日曜日に重賞が二つ組まれているカレンダーですが、金鯱賞とフィリーズレビューがその二つの重賞レースとなります。
金鯱賞2021の予想は既に公開してありますが(金鯱賞2021予想・本命はデアリングタクト)、フィリーズレビュー2021はもう少し考えたいところです。そこで金鯱賞と同様に出走予定馬から期待の高い、当レース向きの馬体をしている馬に迫りたいと思います。(金鯱賞は金鯱賞2021・今週の期待馬体)
この馬は普通の体格ですが毎回フワフワに見せる仕上げで、牝馬らしい切れ味を思わせる腰周りをしている期待馬です。
今回は人気になる一頭なのは間違いないと思われますが、それではその馬がどの馬なのか早速公開して参りましょう。
フィリーズレビュー2021期待馬体
フィリーズレビュー2021の期待馬体はオパールムーンです。
同馬は傾向的にも有利な末脚の切れる牝馬なのですが、ご覧の通り腰はくびれながら細化せずしっかりと見せています。トモも張りがあり丸みもあるため非常にしっかりした後肢ですが、前肢の筋肉がまだ発達の余地を残しているのも分かります。
これはまだ同馬が2歳馬らしく若い部分が見られるわけですが、この時点でも十分上位を狙える状態にあると思います。上の画像は前走時阪神ジュベナイルフィリーズのものでしたが、このときは強敵相手に6着という結果を残してきました。
このときも好馬体が気に入って☆4番手に選んだのですが、後方と大外のロスがなければかなり際どかったところでしょう。
◎1着→〇2着→☆6着→▲14着で本線ワンツーとした結果を見ても、かなり高次元な仕上がりであったことがお分かりいただけるでしょう。先週はしくれはチューリップ賞でパーフェクトを達成しましたし、この世代の牝馬限定重賞は馬体が決め手になっています。(チューリップ賞2021結果・優勝はメイケイエール&エリザベスタワー)
この前走時はメイケイエールよりも同馬を上にとったくらいで、それだけはしくれはオパールムーンに将来性を感じられました。そしてそのポイントになったことがやや胴詰まり気味の体型です。
距離適性とは?見極め方法を伝授します!のコラムで述べましたが、はしくれは随分前から馬体から距離適性を見抜いています。オパールムーンは2007年のフィリーズレビューにも勝利している、GⅠ馬アストンマーチャンによく似た馬体をしていると思います。
このアストンマーチャンはオパールムーンより前肢に筋肉がつき、この時期から完成度の非常に高い馬体をしていた馬でした。完成度の面ではこの馬にはまだ及ばないところでありますが、胴が詰まり気味で皮膚がぴっちり張ってフワフワなのはそっくりです。
そのうえどちらも目立つトモを持ち、丸みの強い短距離体型で、それでいてマイルまでならこなせる絞り切れた腹周りがあります。このアストンマーチャンが阪神ジュベナイルフィリーズではウオッカより、人気で出走して2着だったことはまだ記憶に残っています。
そこでオパールムーンの前走時も勝ち切れないまでもマイルまでなら、相当良い勝負になるはずだと踏んで☆評価に選んだのです。アストンマーチャンはフィリーズレビューまではデビューから6戦連続で、上り3位以内を記録したり、ついには古馬GⅠを勝ちました。
「あの馬に似てる」という感覚は非常に役に立つ感覚なので、名馬と重なる点を多く持つオパールムーンに期待しています。
ということで・・・
フィリーズレビューの期待馬体にはオパールムーンを選出しました。過去にフィリーズレビューを優勝の名馬に重なる上がり3位以内、胴が詰まり気味で瞬発力の大きい目立つトモを持っています。それでいてまだ伸びしろが見られて成長が楽しみなところですし、休養明けで更に上昇した姿に期待したいと思います。
また当日の判断の結果はパドックロードにてお届けしますので、プロの相馬師による判断にもご注目下されば幸いです。