涙。
今回1番人気に推された
ダノンザキッドと川田騎手ですが
安田調教師の管理馬による
GⅠ制覇を初めて達成。
お世話になりながら結果を出せず
苦しかったというような言葉で
恩返しを成し遂げた同騎手の
姿勢が胸を打つ一戦でした。
成すべきことを成し遂げる力を
見せてくれた強い人馬でしたが
ホープフルステークス2020の
結果を振り返って参りましょう。
<ホープフルステークス2020結果>
優勝馬・・・ダノンザキッド
2着馬・・・オーソクレース
3着馬・・・ヨーホーレイク
<ホープフルステークス2020予想・印&買い目>
本命◎・・・ダノンザキッド
対抗○・・・ヨーホーレイク
単穴▲・・・ランドオブリバティ
特注☆・・・オーソクレース
買い目・・・単勝◎100円、馬連◎流し各100円、計400円。
(予想結果=的中:単勝210円・馬連680円)
勝ちタイム=2分2秒8(晴れ・良)
前半1000m通過=61秒9
ペース=スローペース(1秒0差)
勝ち馬上がり3F=36秒4(最速タイ)
レース上がり3F=36秒8
クッション値(当日午前7時)=10,5(やや硬め)
☆レース後のまとめ
・はしくれの感想:普段冷静な川田騎手の涙に胸が熱くなった一戦で、アクシデントの中でも落ち着いて勝ち切った人馬に感謝の気持ちで一杯。安田調教師も川田騎手でGⅠを勝てて嬉しかったと、コメントしており騎手との信頼関係にも熱いものを感じた。このコンビではダッシャーゴーゴーで2度のGⅠ降着があるなど、過去に苦い思い出もあったため、川田騎手の涙が胸を打った。リーディング争いをする中でもこれらのことをバネに活躍する、川田騎手の心の強さを少しでも身につけられたらと感じた
・優勝馬ダノンザキッドはGⅠ初制覇
・川田将雅騎手は当レース初制覇(先週の朝日杯からGⅠ2連勝)
・安田隆行調教師は当レース初制覇
・ダノンザキッドの生産は安平町のノーザンファーム
・馬主は(株)ダノックス
・ノーザンファーム空港・犬伏健太氏「先頭に出るのが意外に早かったので、祈るような気持ちで見ていました。(牧場時代は)非常に馬体が良くて、動きが滑らかだった覚えがあります。大きなトラブルもなく、健康優良児でした。(今は)扱いやすくて調整しやすいと聞いています。育成時代に父ジャスタウェイの居た馬房に入っていた馬で、この馬で産駒の初GⅠで良かったと思います」
・川田将雅騎手のコメント「師匠とともに、やっとGⅠタイトルを獲ることができて嬉しく思います。何より、先生に迷惑ばかりかけて来ましたので…すみません…ちょっと…うん…それが一番嬉しく思います(涙)。前回返し馬、競馬で感じた不安点も、厩舎スタッフの方が上手に調整してくれて、いい形で競馬を迎えてるなということを感じることができたので、素晴らしい調整をしてくれたと思います。道中のリズムはあんまり良くなくて、出入りの激しい競馬になりましたし、3~4コーナーもこの馬自身、上手に走れていなくて。それでも何とか勝ってくれとお願いしていました。新しい課題も見つかりながらではありますけど、こうやって、素晴らしい結果を得てくれましたし、そこを改善しながら来年、よりいい競馬ができるように歩んでいきたいと思いますし、本当に何より今日、勝ってくれたことをありがたく思います。」
・優勝馬ダノンザキッドは好スタートから周りを見て控えて行き、道中は3番手の外を追走しつつスローペースで折り合いをつけた。4コーナーで逸走したランドオブリバティを交わして追い出すと、坂でも末脚を伸ばし、上がり最速計時でゴールを駆け抜けていった
・走破タイム2分2秒8はGⅠ昇格後の過去4年で最も遅い時計
・1着安田隆行調教師「最高の気分です。川田騎手とのコンビでついにGⅠを勝てて本当に嬉しいです。レースは好位をキープして、割と安心して見ていられました。直線後続が来たときには一瞬ヒヤッとしましたが、ゴールの瞬間では心の中で叫んでいました。今日は初めてコーナー4つのコースというのがポイントでした。どんな競馬をしてくれるのかなと思っていましたが、上手くクリアしてくれました。これからクラシック本番に直行するか、ひと叩きするかは、馬の状態を見てオーナーと相談して決めようと思います」
・2着C.ルメール騎手「惜しかったですが仕方ないです。前の馬がフラフラしていて4コーナーに外に膨れたときに、びっくりしてブレーキを踏んでしまいました。そこからもう一度伸びてくれました。2000mも問題ないですし、良い競馬をしてくれましたから、来年が楽しみです」
・3着武豊騎手「ゲートの中では落ち着いていたのですが、スタートが上手くいきませんでした。ただリカバリーは効いて、最後まで良く伸びました。以前と比べて馬は随分と良くなっています」
・上位3頭の4コーナー通過順は3→2→7番手
☆はしくれ個人配信「パドックロード」の結果
◎1着→▲2着→○3着→☆4着で
上位を完全制覇です。
以下馬体診断を実施致します。
まず優勝馬ダノンザキッドです。
同馬は相変わらずゆったりした
伸びやかな馬体が目を引きますが
父ジャスタウェイ産駒に特有の
骨格に柔らかさがありました。
皮膚全体が薄くツヤがあって
滑らかな光をはじき返して
前走時よりも上昇しながら
更にきっちりと絞れていました。
2400mくらいなら
十分こなせそうな馬体ですし
安田調教師の管理馬として
珍しいタイプだと思われます。
前後肢の筋肉の質もよく
バランスもとても優れているので
来年のクラシック候補として
まず一番手にある馬でしょう。
2着馬はオーソクレースです。
同馬は今回プラス10kgで
お腹周りがやや太目でしたが
馬体の張りは申し分ないため
3番手にしようと思いました。
デビュー戦でもまだ少し絞れる
馬体で出てきていた同馬ですが
これが絞れるかどうかが今後の
着順を左右すると思います。
基本的にはきっちりと絞って
ツヤツヤを目指すのが良いタイプで
スタミナを感じる体型なので
来年も楽しみが広がります。
強敵相手にプラス10kgの
余裕ある馬体で走れますから
相当能力は高いでしょうし
距離も不問でこれからの馬です。
3着馬はヨーホーレイクです。
同馬は上昇度だけを見るなら
メンバー中一番であったため
最初は本命をつけようかなと
迷うくらいの好仕上がりでした。
なんとなくマカヒキに似た馬体で
友道調教師の馬ですから
皐月賞と同じ舞台のここは
当然走ると思っていました。
最後上り最速を計時した
瞬発力を感じるトモを持ち
馬体の幅があるタイプですから
トップスピードはかなり速いです。
やや下腹が垂れやすい体を
上手にカバーしてありましたから
高い厩舎力の元で今後も
好勝負可能な存在でしょう。
ということで・・・
これで配信を初めて3年
様々な実績を挙げましたが
当レースでは3年連続で
3着以内独占としました。
・ホープフルステークス2018結果・優勝馬はサートゥルナーリア
2歳戦は実績があまりなく
相馬眼が頼りになりますので
このような実績を残せたのは
自身嬉しい結果となりました。
パドックロードの会員様には
いつも温かくお見守りいただき
心よりの感謝を申し上げて
引き続き精進して参ります。
競馬予想であなたと幸せを
分かち合い増やしていけますように
多角的に競馬に対応して
結果を残したいと思います。
それでは今回もご覧下さり
誠にありがとうございました。
また次回有馬記念の回顧で
お会いできることを祈っています。
*秋GⅠ本命◎8-0-3-1。有馬記念も相馬眼を駆使
*その、はしくれの相馬眼の秘密は―