歴史。
初の無敗の牝馬3冠が
かかっていたデアリングタクトが
直線で前を捉えてきっちり
凌ぎきった秋華賞2020。
単勝1,4倍に推され
プレッシャーの中で走りましたが
4角5番手から上がり2位の
末脚を繰り出し快勝でした。
ついに訪れた無敗の牝馬の
3冠誕生の瞬間ですが
そんな秋華賞2020の
結果を振り返って参りましょう。
<秋華賞2020結果>
優勝馬・・・デアリングタクト
2着馬・・・マジックキャッスル
3着馬・・・ソフトフルート
<秋華賞2020予想・印&買い目>
本命◎・・・デアリングタクト
対抗〇・・・リアアメリア
単穴▲・・・ウインマイティ―
特注☆・・・ウインマリリン
買い目・・・ワイドボックス各100円、計600円。
(予想結果=不的中)
勝ちタイム=2分00秒6(晴れ・稍重)
前半1000m通過=59秒4
ペース=ハイペース(1秒8差)
勝ち馬上がり3F=35秒8(2位タイ)
レース上がり3F=36秒4
クッション値(当日午前7時)=8,2(標準~やや軟らかめ)
☆レース後のまとめ
・優勝馬デアリングタクトは無敗の5連勝で重賞3勝目
・松山弘平騎手はGⅠ4勝目で当レース初制覇
・杉山晴紀調教師はGⅠ4勝目で当レース初制覇(含むJpnⅠ)
・デアリングタクトの生産は日高の長谷川牧場
・長谷川牧場・長谷川文雄氏「とっても嬉しいですよ。1週間前からメディアが入ってプレッシャーに困ってた。(新馬戦を思い返して)新馬戦1着来ればいいなと軽い気持ちで見ていましたよ。とんでもなかった。(今日の話に戻って)ご飯食べるより凄く元気が出ますよ。GⅠてのは全然考えてなかったの。うちらみたいなちっちゃな牧場が獲るとは考えてなかった。興奮しましたよ。メディアが来るもんだから、日高の生産者も獲れる獲れると言ってたから、凄くプレッシャーでした。これからもチャンスあると思うんで、皆さん頑張りましょう。(デアリングタクトの母・デアリングバードについて)お母さんもうるさいんだ。飛んだり跳ねたりしてる。皆さんのおかげで、ちっちゃな牧場も凄く興奮しました。ありがとうございます。」=牧場への取材攻勢と期待の大きさが分かるコメント。パドックでは跳ねるように歩いていたが、元々の気性もありそう。元気いっぱいの判断で正解。
・松山弘平騎手のコメント「ほっとした気持ちとここまで任せて下さった関係者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。パドックの方でも少し入れ込みもあって、そういうところもあったんですけど、この馬ならこなしてくれると信じていました。ポジションも思っていたようなポジションで折り合いもつきましたし、堂々と競馬ができたかなと思います。本当に力がある馬なので馬場のいいところを走らせようと思いました。凄い力を発揮してくれたと思います。体も大きくなっていましたし、こういう馬に出会えて自分は本当に幸せです。出来ればこのまま負けたくないなと思います。史上初の牝馬3冠ということで、正直凄いプレッシャーもあったんですけど、馬に本当にありがとうと、おめでとうといいたいです。応援してくださった皆さん、ありがとうございます。」=先週の馬場悪化後の競馬、今週土曜日の重馬場により、馬場は4分どころが伸びる状態。当日は回復傾向も差し馬が上位を独占した。
・優勝馬デアリングタクトはスタート後、中団後ろを進み、外の馬場の良いところを回して4コーナーから一気に進出。残り200mで先頭に立つとそのまま押し切った。
・走破タイム2分00秒6は過去10年で最も遅い時計で、2012年とコンマ2秒差。この2012年が良馬場で施行されたことを考えれば、稍重の今回は例年並みの時計だったと言える内容。また、この2012年の勝ち馬は牝馬3冠達成のジェンティルドンナ
・2着馬マジックキャッスルは道中デアリングタクトの内を併走。4コーナーで一瞬溜めながら進路を内にとって追い込んだ
・3着馬ソフトフルートは伸びあがるようなスタートから後方に。かなりの不利を跳ね返しての3着入線という結果になった
・上位3頭の4コーナー通過順は5→13→12番手
☆はしくれ個人配信「パドックロード」の結果
◎1着→▲2着→〇13着→☆16着でした。
以下馬体診断を実施致します。
まず優勝馬デアリングタクトです。
同馬は+14kgとあり
馬体を増やして臨みましたが
全て成長分で太くもなく
張り出したトモが目立っていました。
特に外側部から中央へと
押し上げるように盛り上がっていて
オークスの激戦の反動は
心配ないところだと言えました。
牝馬特有の張りを見せており
いかにも瞬発力がありそうで
お腹周りも絞れていたために
安心して本命を打ちました。
偉業達成も素晴らしいですが
まだ成長し続けていることも
秋緒戦として楽しみ膨らむ
素晴らしいパドックと言えるでしょう。
2着馬はマジックキャッスルです。
同馬ははしくれの相馬法でも
理想の仕上げの一例でしたが
あまりにもデアリングタクトの
トモが張っていたので3番手でした。
2番手に推したリアアメリアとも
迷うくらいのハイレベルでしたが
ふっくらとしていてスピードがあり
完歩も小さく馬場も合いました。
馬体自体はコンパクトに見せて
距離適性はやや疑問でしたが
これまでもしつこく追いかけてきてた
好馬体がより充実しました。
これなら選出するのに十分
狙いが立つと判断しましたし
強い馬の2着ができたことは
今後も更に期待できるでしょう。
3着馬はソフトフルートです。
同馬はスタートで出遅れながら
上がり最速を計時ましたが
正直パドックでは早目に切り
驚くばかりの脚を見せました。
牝馬らしい華奢さのある馬体で
細身な上に逆光でしたから
そんなに強調材料はないと
思っていただけに驚きでした。
むしろ4着のパラスアテナなら
かなり良く見えて悩んだのですが
腹目もまだ絞れそうにも思え
勉強させられたパドックでした。
現時点では2回やるとしても
選出できるか分からないですが
レーシングビュアーも見返しながら
復習に努めたいと思います。
ということで・・・
今週はブログ予想とは違い
パドックの方が成績が良くて
やはりパドック党なのだなあと
しみじみ感じられたレースでした。
リアアメリアは馬場と展開から
苦しい結果とはなったのですが
仕上がりはかなり良好でしたし
また上昇できると思われます。
牝馬3冠を無敗で成すとは
恐るべき偉業だと思いますし
そういう強敵がいる中で
各馬とても頑張ったと思います。
来週は昨年3着内を
独占した菊花賞となるので
舞台適性を見抜き切るために
また集中したいと思います。
それでは来週はまた菊花賞で
予想を公開致しますので
当ブログをこれからも末永く
よろしくお願い申し上げます。
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*秋華賞◎→▲(10番人気)ワンツー☆
*その、はしくれの相馬眼の秘密は―