新潟記念2019結果・優勝馬はユーキャンスマイル

馬場状態。

多くの騎手が内側を避けて

外に進路を求めた今回

優勝したのは中を伸びてきた

２番人気のユーキャンスマイルでした。

開幕最終週で芝状態が

見た目より力が必要でしたが

良馬場発表でありながらまるで

重馬場のような芝状態でした。

難解な馬場状態に加えて

ペースも上がった今回でしたが

その一戦を振り返る前にまずは

予想から振り返って参りましょう。

＜新潟記念2019予想・印＆買い目＞

本命◎・・・レイエンダ

買い目・・・◎単勝＆複勝各１００円、計２００円。

それでは結果です。

＜新潟記念2019結果＞

優勝馬・・・ユーキャンスマイル

２着馬・・・ジナンボー

３着馬・・・カデナ

（◎レイエンダ１０着）

はしくれ・・・外れです！

今回も応援下さった皆様、誠に申し訳ございませんでした（＞＜；）

はしくれの本命◎レイエンダは１０着に撃沈・・・

ルメール騎手も序盤から押し出し

ポジションを取ろうとしていましたが

馬場のせいか前に出て行かず

終始よくない手応えが目立ちました。

対して長距離戦を得意とする

スタミナタイプのユーキャンスマイルに

重馬場得意のジナンボーという

まるで重馬場のようなワンツーでした。

そんな一戦となった今回の

新潟記念2019でしたが

早速この一戦をスタートから

振り返って参りましょう。

ではまずそのスタートですが・・・

少しバラっとしたスタートになりました。

角度的に出遅れはないようですが

はっきりとは断言できません・・・。

外枠の方でクラウンディバイダが

他馬より好スタートを決めました。

序盤はこのクラウンディバイダが

先手を主張するかと思われましたが

すかさずブラックスピネルが交わし

クリンチャーも前に行きました。

最初の１０００ｍの通過は

５８秒６のミドルハイペースでしたが

ユーキャンスマイル（赤矢印）は

後方のインで脚を溜めています。

ここから各馬４コーナーを回って

直線に向いてきますが

伸びないインを意識した各馬が

外目をついて上がっていきました。

それを見てコーナーワークを使って

直線インから出た岩田騎手が

ユーキャンスマイル（矢印）を押し出して

一気に前を捉えます。

直線で抜け出したユーキャンスマイルに

今度は外からジナンボーが並んで

最後は首の上げ下げになりながら

かなり際どい争いとなりましたが・・・

結局先に抜け出しを決めていた

ユーキャンスマイルがクビ差先着。

同じ金子オーナーの勝負服での

ワンツーフィニッシュとなりました。

今夏はディープインパクトに加えて

キングカメハメハも他界しましたが

ワンツーが同じ金子オーナーで

両馬の父もこの２頭の種牡馬でした。

夏競馬の総決算の一戦で

なんとも因縁めいた結果でしたが

反省点もきっちり押さえて

これからに備えたいと思います。

今回の反省点は３つあり

１に馬場が読めなかったこと

２にペースがミドルハイだったことと

３に外厩調整馬の見極めが難しかったことです。

馬場は前々日時点では把握が

少々困難なところでしたし

ペースももっと遅くなると踏んで

かなり失敗してしまいました。

ただ前年も外が伸びていたことや

先週からも兆しが見られたので

このあたりを突き詰められなかったのは

残念に思います。

ペースがミドルハイで馬場が重たく

ジナンボーには向いていましたし

ユーキャンスマイルもスタミナがあるので

ワンツーも納得できるところです。

またこのところスランプの元である

外厩調整馬の見極めですが

今回はノーザンファーム天栄の

ユーキャンスマイルが優勝しました。

ここ経由の馬を狙いレイエンダを

本命に指名したわけですが

狙いどころは良くても指名する馬が

噛み合わないという結果でした。

このあたりペースや馬場状態もあって

一筋縄ではいかないと思います。

外厩はやはり重要な要素ですが

上記の要素も変わらず重要です。

こうなると益々パドックで仕上がりを

確認するのが大事だと思えますが・・・

今回のパドックロードの印を

まずはご覧いただきましょう。

☆１着→◎５着→〇１０着→▲１１着でした。

指名４頭の中から優勝馬が出て

その点は良かったと思いますが

この馬場をもっと考慮できたら

ジナンボーは入れられたかもしれません。

今回の選出馬の重点が

瞬発力に偏っていましたから

馬体的にもかなり馬場が重いのが

窺えた結果となりました。

それにしても新潟はこの馬場でも

タイムが１分５７秒台ですから

他の競馬場とは分析する上で

かなり推理する必要がありそうです。

タイムから馬場を知るのが難しい

そんな印象を強く受けましたが

ここからは早速馬体診断に

移って参りたいと思います。

それではまず優勝馬ユーキャンスマイルです。

同馬は今回ふっくらと仕上がって

１周目から好感が持てましたが

まだ腹回りに余裕を感じますし

成長も感じる仕上がりでした。

仕上げとしては８割強ほど

仕上がっているなと思いましたが

やはり胴長で体型的には

スタミナに秀でたタイプに映ります。

トモがしっかりと張っていることが

瞬発力を裏付けていますが

柔軟性が変わらず持続していて

馬はまだ若いと感じさせます。

それでこれだけ走るのですから

秋も楽しみな一頭です。

左回りも３戦３勝ですし

大舞台でも色気がありそうです。

２着馬はジナンボーです。

同馬は現役の馬の中でも

屈指の道悪巧者と思いますが

スレンダーな締まりのある全体に

ぴちっと張った皮膚が印象的です。

仕上がりはいつも良いのですが

何分持久力で押すタイプなので

この点が新潟の軽い芝でどうかな？

と疑問がありました。

馬場は馬体を見極める上では

参考にする重要な要素なので

この点がもっと分かっていたらと

かなり悔しい思いをしてしまいました。

背中もしっかりしてきていますし

今回の出来はかなり良かったです。

デムーロ騎手とも合っていますし

これからも期待できる一頭でしょう。

３着馬はカデナです。

同馬は前走の小倉記念の際に

本命に指名して２着でしたが

その際が非常に良い仕上がりで

今回は比較で印を落としました。

パドックで外れるときの典型にこの

コントラストの差が挙げられるのですが

今回も決して仕上がり自体が

悪かったわけではありません。

ただ連戦しているだけに腰回りが

やや細化して感じられたことと

少し柔軟性が弱くなって

硬くなってきたと感じられたのです。

この点は新潟を走る上で

あまり良い点ではないと思われ

その他の馬を上位に取りましたが

結果はご覧のとおりでした。

かなり今回の一戦は悔やまれる

結果がパドックでも起こりましたが

これを糧に更なる上達を果たし

相馬力を高めたいと思います。

ということで・・・

レースを見ても馬体を見ても今回

重馬場みたいな結果になりましたが

発表は晴れの良馬場でしたし

タイムからもその通りだと思います。

こういう結果を受けて学ぶのが

競馬予想の醍醐味でもありますし

また来年に備えてこのことを

しっかり記載しておきたいと思います。

それにしても近年は外厩の

発展により馬体が目覚ましく

良化を遂げているなと感じる

今年の夏競馬でありました。

学んだことを活かすにはまだまだ

時間が必要となりそうですが

応援下さる皆様のためにも

的中へ向け頑張りたいと思います。

それでは今週もご覧下さいまして

誠にありがとうございました。

また週末の重賞予想で

お会いできれば幸いです。

◎１着→〇２着→☆５着→▲７着東京開幕重賞ワンツー

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