海芝浦駅と夏の思い出―予想家の休日(2)

 

夏の思い出。

 

この年の瀬に思い出すのは

暑かった夏の日ですが

寒くなってくると夏のことを

恋しく感じられたりします。

 

寒い冬でも競馬で叫べば

すぐ熱くはなれるのですが

懐が寒くなってしまっては

元も子もありません。

 

そこでたまには息抜きを兼ねて

無料で暖をとっていただきたく

今回はあなたに「夏」を

お届けしたいと思います。

 

そこで冒頭の画像ですが

この駅をご存知でしょうか?

この駅こそは秘境と名高い

「海芝浦」という駅です。

 

 

この日は暑く35度を超え

Tシャツすらも着たくない感じ

アラフォーオヤジの裸が見たけりゃ

いくらでも見せてやるという気分でした。

 

ですが高田純次さんの

「世の中、分からないことが多いけど

街中を裸で歩いてはいけない

ということだけは分かってるんだ」

という名言を思い出し

なんとか踏みとどまることができました。

 

 

・・・。

それにしても本当に凄い眺めですね。

正直下車後すぐ迫る海には

軽く恐怖を覚えるほどです。

 

ですが背筋が寒くなるとごろか

遮ることのない夏の熱射が

ジリジリとはしくれのお肌を

美しい小麦色に焦がしていきます。

 

すると今度は頭の中に

ドラえもんの「のび太」が出てきて

「寒さは服を着れば収まるけど

暑さは服を脱いでも収まらないよ」

などと言いました。

 

確かこんなセリフを作中で

言っていた記憶があります。

確かにそう考えれば冬は

夏よりも過ごしやすい気もします。

 

勉強がダメなのび太くんも

このような真実は分かっており

競馬予想家になればあるいは

当たっているかもしれないなあ・・・

などと

遠い目で悟りました。

 

 

いやあ・・・それにしても海ですね。

 

ここまではしくれの妄想ばかりで

画像だけしかデータがないので

海芝浦駅のことを少し

話したいと思います。

 

まず秘境と呼ばれる所以には

電車の本数の少なさがあります。

 

はしくれが行った時間は昼間で

2時間に一本しか停車がなく

都心に近い場所柄で言えば

相当少ないダイヤでした。

 

山手線が1分や2分で

次の電車が来ることを思えば

一体ここは何なんだろう?

と疑問が湧くほどの間隔です。

 

そしていわずもがな下車してすぐ

見える絶景は驚くばかりで

一説によれば日本で一番

海に近い駅という話です。

 

鉄道ファンなら一度は来たい

聖地のような場所だとも聞きますが

確かにこれはそうでなくても

インパクトのある駅でありました。

 

 

海が車窓からもよく見えます。

 

夏と海と太陽と・・・

競馬と生活とはしくれと・・・

似ていますね。

 

こんな景色が一体どこまで

続くのかと思いましたが・・・

隣の駅も名残を惜しむように

まだまだ海(運河?)が続いていました。

 

 

こんな感じですね。

 

時折船が走っていくのを

見ることもできたのですが

なぜかはしくれにはその船さえも

「馬」に見えてしまう始末で・・・

 

これはいけないとまぶたを擦って

もう一度よく見てみると・・・

 

 

やっぱり馬でした。

 

ほげえ??

ここって川崎競馬場じゃ・・・

せっかくの休日なのに

気がつけばパドックに・・・??

 

実は海芝浦駅は川崎に

そう遠くない場所にあるんです。

 

海芝浦駅のある鶴見線の

始点である鶴見駅とは

川崎駅から一駅という近さで

電車で計15分程度です。

(*乗り換え時間除く)

 

秘境駅を堪能できた上に

競馬まで楽しめるなんて!

海芝浦に来て良かったと

思わずにはいられませんでした。

 

 

それにしても、うわあ~~~。

 

放馬した先頭の馬がまるで

オフなのに競馬に来ている

はしくれそのもの

に見えてきます・・・。

 

予想家の重圧から解き放たれ

軽々と砂上を駆け抜けていく・・・。

 

これを見て

今日も行ける!

と意気込んだはしくれですが・・・

この日負けた2000円を忘れない(泣)

 

 

冒頭の画像に戻ってきました。

この時はまだ負けてなかったんだけど・・・

ぶつぶつ。

 

気を取り直して補足しますと

海芝浦駅の先端には

小さな公園が作られていて

改札を出れば散策をちょこっと

楽しむこともできるのです。

 

また改札が東芝の事業所に

隣接して置かれているため

関係者以外は公園にしか

降りられないのも特徴です。

 

予想家も勝負から降りられないので

何か仲間意識を感じますね。

 

そんなこんなで秘境と同時に

競馬も楽しめた休日でしたが

また来る日までに技術を上げて

今度こそ勝ちたいと思います。

 

もう皮膚ばかり暑くなるのではなく

財布の中身を厚くしたいですので!

 

*予想家の休日って?

ナナズグリーンティーにて―予想家の休日(1)

蔵カフェで巡らす思い―予想家の休日(3)

こちらもぜひご覧ください。




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