NHKマイルカップ2018結果

 

15年。

才能を認められながら

中々手の届かなかった

GⅠの頂。

 

ケイアイノーテックを駆る

藤岡佑介騎手にとっても

嬉しいGⅠ初制覇となりました。

 

人気馬が振るわずに

波乱となった当レース。

まずははしくれの予想から

回顧して参りましょう。

 

<NHKマイルカップ2018予想・印&買い目>

◎タワーオブロンドン

○ギベオン

買い目・・・単勝&複勝◎各100円、馬連&ワイド○各100円、計400円。

 

それでは結果です。

 

<NHKマイルカップ2018結果>

優勝馬・・・ケイアイノーテック

2着馬・・・○ギベオン

3着馬・・・レッドヴェイロン

(◎タワーオブロンドン12着)

 

はしくれ・・・完敗です!

予想を参考にして下さった皆さん、誠に申し訳ございませんでした(><;)

 

はしくれの本命◎タワーオブロンドンは12着・・・

大変残念な結果となってしまいましたが

しっかり回顧して参りましょう。

 

まず、スタートですが・・・。

 

 

カツジ、プリモシーン、そしてケイアイノーテックが

出遅れスタートとなりました。

対して中枠のダノンスマッシュは

好スタートから先手を窺います。

 

「流れに乗りたかった」

とレース後に話していた

藤岡騎手のケイアイノーテックは

後方2番手を進みます。

 

 

600m通過は34秒4のミドルペース。

先頭を走るテトラドラクマが

淡々とレースを運び

赤丸で囲ったケイアイノーテックはまだ後方2番手でした。

このまま4コーナーを回るまで

隊列は殆ど変わりませんでした。

 

 

最後の直線200m地点に入ると

前で粘っていた組がスタミナ切れを起こします。

変わって中を割ってきたギベオンが先頭に立ち

これで大勢決したかと思われましたが・・・

 

 

外から瞬く間に差し切って見せた

ケイアイノーテックが優勝を攫いました。

2着のギベオン、3着のレッドヴェイロン共に

レース後斜行の過怠金を

騎手がそれぞれ取られています。

 

これの意味するところは今回

各馬死力を尽くした一戦だった

ということです。

 

上位3頭は中距離戦でも

やれそうなタイプでしたから

馬群もそうバラけずに走った

淀みのないペースが色濃く影響したと思います。

 

騎手も無我夢中だったのでしょう。

レース後優勝した藤岡騎手も

余裕は無かった

という主旨の発言をしています。

 

そんな今回の一戦ですが

パドックロードの印はというと・・・

 

 

▲2着→☆6着→◎12着→○14着でした。

 

まず、今回の一戦ですが

GⅠ戦で全体的に

ハイレベルな仕上がりでしたが

完璧な仕上がりを見る事はできませんでした。

 

様々な馬に目移りしながら

はしくれの実力及ばず

会員様には大変申し訳ございませんでした。

 

まず、優勝馬ケイアイノーテックですが・・・

 

 

ご覧の通りの好仕上がりで

無駄の無さが特徴的でした。

仕上がりとしては90点は付けられる仕上がりでしたが

各馬そういう仕上がりが多く

目移りしてしまいました。

 

逆に言えばそれだけ的を

絞れていなかったということで

このあたり教訓を生かして

精進したいと思います。

 

それにしてもいつもこの馬は

好仕上がりを維持していますし

今が旬の競走馬と言うこともできるでしょう。

馬体の線はぎりぎりでしたが

スタミナ勝負になったこともあり

これは功を奏しました。

 

次に2着馬ギベオンですが・・・

 

 

この馬は素質だけならおそらくNo.1でした。

仕上がりも良かったのですが

「もう少しお腹が絞れるかな」

という判断を下したのと

上位に取った2頭がそれぞれ

この馬に無いものを持っていたことを評価して

3番手評価としました。

紙一重の判断ミスが致命傷になってしまいましたが

同馬の骨格、バランスは世代屈指のものがあります。

 

そして3着レッドヴェイロンですが・・・。

 

 

この馬の第一印象は

「東京がいかにも向きそうだな」

という印象です。

切れ長でスタミナのありそうな体つきをしていますし

柔らかいつくりですので

まだ伸びしろもありそうです。

 

少し緩いくらいでしたので

印は付けられませんでしたが

距離を伸ばしてもおそらくは

問題ないと思います。

この馬が3着に入線してきたのを見た時に

「ああ、スタミナ比べになったな」

という感想を持ちました。

 

レースラップではスタートを除く

最後の1ハロンが唯一の12秒台

このあたり最後は各馬

脚が上がっていたと思います。

そういうレースでは特に実力を

発揮しやすいタイプでしょう。

 

あとは◎タワーオブロンドンですが・・・

 

 

筋肉量は一番でした。

体系的にマイルはぎりぎりと

再三お伝えしてきましたが

やはり今回は展開に加えて

この部分に泣いた感じです。

 

バランスもよく、本当に良い馬だと思いますが

スプリント路線へ転身した方が良いかもしれません。

それから馬体にツヤが出てくれば

更に良いと思います。

 

あとは○テトラドラクマですが・・・

 

 

これは一か八かの仕上がりでした。

仕上がりすぎてややお尻が

高く見えていましたが

牝馬特有のものなのか

この仕上がりがどちらに転ぶか

判断しかねてしまいました。

 

筋肉量のタワーオブロンドン

→一か八かのテトラドラクマ

→素質のギベオンという

採点ポイントでした。

 

最後に☆パクスアメリカーナは・・・

 

 

非常に迷いました。

迷った相手はケイアイノーテックと

ミスターメロディです。

 

実は同馬とケイアイノーテックは

パドックで重なるように周回しており

どちらも好仕上がりなので

見分けに大変苦労しました。

 

この2頭に4周くらい判断時間をかけたのですが

結果としては及ばず非常に

悔しい思いをしています。

毛ヅヤが見づらい芦毛なのに

よく見えた点を評価したのですが・・・。

 

更にミスターメロディも

85点の仕上がりでしたし

目移りのするメンバーでハイレベル混戦でした。

まだまだ相馬で上達すべき点が

沢山あると思います。

 

この最後のパクスアメリカーナをはじめ

仕上がりも紙一重な今回の一戦でした。

 

高速馬場で淀みのない

展開となりましたが

さすがにタフな東京のマイルGⅠ

というレースでした。

 

今回至らなかった点を

慎重に反省しつつ

次回以降の予想の血肉に

変えて行きたいと思います。

 

NHKマイルカップ2018結果・データ

馬場状態:良。3コーナー付近のインが荒れ気味。高速馬場。

走破タイム:1分32秒8

600m通過:34秒4

ペース:ミドルペース(平均ラップ速い)

レース上がり3F:34秒8=優勝馬33秒7(最速)




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です