3連覇を狙うアルバートが断然人気に推されそうなステイヤーズステークス2017。
日本最長距離を誇る伝統の重賞ですが、
今年も長距離を主戦場とする10頭が顔を揃えました。
この伝統の長距離重賞ではしくれが本命◎に推したのはアルバート。
3連覇達成のシーンは目前と判断しました。
前走のアルゼンチン共和国杯こそ4着と敗れていますが、
仕上がり途上の前走よりも今回は良化が見込まれます。
それでは、まずはステイヤーズステークス2017の出馬表からご覧頂き、
予想へと参りましょう。
<ステイヤーズステークス2017出馬表>
<ステイヤーズステークス2017予想・印&買い目>
◎アルバート
○フェイムゲーム
▲シルクドリーマー
☆シホウ
買い目・・・ワイドボックス各100円、計600円。
本命◎はアルバートです。
今回、同馬は先述の通りステイヤーズステークス3連覇がかかっていますが、
リピーターが多いこの一戦でも、
3連覇を達成した馬は今まで一頭も居ません。
まさに未踏のチャレンジという事になる今回の同馬ですが、
前走のアルゼンチン共和国杯では、
まだ馬体に緩さがあり、
良い時の張り詰めた感じに乏しい仕上がりでした。
ですが今回は一戦叩かれて上積みが見込める上、
先行しても差しても競馬ができる同馬の自在性を生かしやすいメンバー構成です。
やはり長距離重賞のためスローペースになりがちですが、
末脚の鋭さでも同馬は秀でています。
今年も鞍上には名手・R.ムーア騎手が騎乗で、
前人未到の3連覇達成は目前に迫っていると言えましょう。
対抗○にはフェイムゲームです。
同馬は今年、8番人気で目黒記念を制しましたが、
この日のルメール騎手が神がかっていたとはいえ、
上がり33秒9の末脚で優勝とは鮮烈な競馬でした。
休み明けの京都大賞典では良いところなく敗れていますが、
この一戦はスローペースで、
ジャパンカップ優勝馬シュヴァルグランも破れています。
ここで一叩きされた今回は上昇が見込めますし、
スタミナを温存した分、ダメージも少ないでしょう。
鞍上には前出のシュヴァルグランでGⅠを制したボウマン騎手で、
騎手50・馬50と言われる、
長距離戦での巧みな手綱捌きに期待です。
▲にはシルクドリーマーです。
同馬は前走・札幌日経オープンで2着でしたが、
このステイヤーズステークスは、
同レースを使った馬が好走する傾向にあります。
当レースは一見難解なとっつきづらい重賞レースに見えますが、
大体その年に上位に来る馬は近走好走実績があります。
その点では前走で馬券圏内は同馬だけで、
調子の面から予想するなら同馬は外せないところです。
現在8歳と円熟期を迎えましたが、
ここにきて長距離戦で水を得た魚という感じで、
ようやく自身の活躍の舞台を見つけられた感があります。
実績上位の馬達に混じって試金石の一戦です。
最後☆にはシホウです。
同馬は前走・アルゼンチン共和国杯で7着と健闘しました。
好メンバーが顔を揃えたこの一戦では12番人気でしたが、
ハンデ差が有ったとは言え、
3着セダブリランテスとはコンマ3秒差の僅差でした。
体つきはややバランスが整いにくいタイプなので、
当日チェックできるようならお腹周りに注意が必要です。
ただ、腹袋のあるタイプではマキハタサイボーグの優勝もあり、
ステイヤーとしての資質としては中々高いと見ています。
実績を紐解いてみると、
2400m以上のレースでは6戦して4戦で掲示板を確保しており、
長距離戦の一線級が集った前走を除けば、
インで進路を失くした古都ステークス以外は堅実に走っています。
あまり切れるタイプではないので前で競馬をするのがベストですが、
今回のメンバーなら楽にポジションを取れるはずです。
休み明け3戦目のローテーションも好感ですし、
使われて良くなるタイプで一発を警戒します。
そして、ステイヤーズステークス2017の買い目ですが・・・。
アルバートのマークがきつくなりそうな事から、ワイドボックスを選択しました。
毎年このレースが訪れるといよいよ年末だなと感じます。
スタートからゴール地点を3週もする長距離ですが、
各馬持てるスタミナを存分に発揮して、
好レースになる事を期待しています。
また、今年はホープフルステークスのGⅠ昇格で年末まで気が抜けません。
中山競馬場の芝状態の推移にも注意したいところです。
果たして開幕週の今週は、どんな馬場状態になるでしょうか。
寒さが一段と厳しくなってきましたので、
競馬場にお出かけの皆さんは、防寒をお忘れなく。
今年最後の一ヶ月も、
競馬を目一杯楽しんで参りましょう☆