小雨が降る中で開催された
東京スポーツ杯２歳ステークス。
今年は僅か７頭立てとなり
少頭数の競馬だったものの
質の高いメンバーが集結し
注目のGⅢとなりました。
結果は本命馬ワグネリアンが
見事快勝してくれたのですが
今後を占うためにもしっかり
パドックも含めて回顧しましょう。
それではまず予想から復習を
行って参りたいと思います。
＜東京スポーツ杯２歳S２０１７・予想 印＆買い目＞
◎ワグネリアン
○コスモイグナーツ
▲シャルルマーニュ
☆カフジバンガード
買い目・・・馬連流し◎ー○▲☆、ワイドボックス○▲☆、各１００円＝計６００円。
結果は以下の通りでした。
はしくれ・・・完敗です。
予想をご覧下さった皆さん、誠に申し訳ありません（＞＜；）
ワグネリアンは優勝しましたが・・・。
それでは早速レース内容を
スタートから回顧していきましょう。
まずスタートですが・・・。
最内枠から○コスモイグナーツが
ダッシュ良くハナを叩いていきます。
２番手にはケワロスが先行し
３番手にシャルルマーニュとなって
この３頭が序盤に先団を
形成する一戦となりました。
道中は馬群を二分するように
縦長の展開となりましたが
コスモイグナーツが振り切っていき
完全な単騎逃げになりました。
この時スタンドで見守っていた
はしくれのすぐ近くのどこかから
「そのまま、そのまま」
と早くも叫ぶ
お兄さんの声も飛んでいました。
確かにはしくれもそのままならば
プラスは確定のレースでしたが
１０００Mの通過タイムを見て
前には厳しいことを知りました。
その１０００Mの通過タイムですが
５８秒５というハイペース。
これにはたまらずあのお兄さんも
「無理だよお～！大知～！！」
の叫びでした。
それでも４コーナー周回時は
まだ隊列は動かずそのままで
最後の直線いよいよここから
瞬発力勝負に入りました。
こうなると俄然優位に立つのが
末脚を持つワグネリアンですが
エンジンがかかると一気の脚で
前を丸飲みにしてしまいました。
後続との差は広がるばかりで
終わってみれば３馬身楽勝。
一頭強さが際立って見えた
余裕すら見えるゴール前でした。
２着には差したルーカスが入り
３着には粘ったシャルルマーニュ
４着には一旦は２番手の
カフジバンガードが入線でした。
終わってみれば人気通りとなる
堅い決着に収まりましたが
離された２番手以降の馬は
大混戦となる一戦でした。
的中ならず無念と言えますが
パドックはばっちりと眺めたので
その診断も含めつつしっかり
馬体の復習もしていきましょう。
まず◎ワグネリアンですが・・・
これはまた凄い楽しみな馬が現れたなあ
と言う感じでした。
この馬の特筆すべきところは
発達したトモの筋肉ですが
はしくれの後ろにいたおじさんも
「すっげえトモ！」
と大絶賛でした。
この御仁、見る目が有るなあ…などと
勝手に感心をしていましたが
はしくれは気になる点が一点
馬体を眺めながら浮かびました。
それは…
この馬の距離適性です。
ワグネリアンは確かに素晴らしい
馬体をしている馬と言えますが
体の作りがずんぐりしていて
いかにもという中距離馬体です。
こういう馬体はトップスピードに
素晴らしいものを感じる反面
距離が伸びるとスタミナ面におき
若干不安の残る馬体です。
もう少し腹袋が締まれば・・・
そんな勝手なことを考えつつ
ダービーは距離的にもギリギリの
距離になるのではとも感じました。
今回は中距離のレースですが
むしろマイラーなのかもしれません。
血統と馬体がリンクしている
そういったタイプだと思われます。
ただ
とにかくトモが素晴らしいので
瞬発力は間違いないでしょう。
そして２着のルーカスですが・・・
この馬もかなり良い馬ですね。
ブログ予想では外していますが
パドック配信は２番手でした。
因みに配信の結果はこちら・・・。
本線２頭でのワンツーでした。
☆のカフジバンガードが粘って
３着なら嬉しかったのですが・・・。
因みにこの２着馬のルーカスは
むしろ万能タイプに見えるので
距離が伸びても良いかと思います。
今回少し仕上がりが緩くて
間隔が開いた影響はやはり
馬体に出ていたかなと思います。
ただそれを差し引いても好感で
兄のモーリスとは違ったタイプ
別のタイプで良い馬だと思う
好仕上がりにあったと思います。
こちらは叩いた上積みも見込め
怖い存在になってきそうです。
そして３着のシャルルマーニュですが・・・
この馬には驚きました。
というのも馬格は優勢ですが
太め残りだし緩さはあるしで
おまけにイレ込んでいる状態で
ちゃんと走れるか危惧していました。
挙げ句速い流れを追走して
前目で３着に粘り込むとは
大した勝負根性の持ち主
申し訳ない感じになりました。
今回は相手も強力ですし
展開を考えれば十分に
上を狙える存在にも思え
次走以降注目の馬体です。
あとは４着カフジバンガードも
かなりの好仕上がりにありました。
全体の厚みを増していければ
もっとやれる馬ではと思います。
バランスの良い骨格があるので
成績の安定も頷けます。
現時点ではかなり良い仕上げで
臨んだ一戦ではと思います。
コスモイグナーツに関しましては
もう少し肩の筋肉が付けば面白い存在だと思います。
後ろのおじさんも言ってましたが
父エイシンフラッシュに似ていて
馬体に締まったところが重なり
良い所を受け継いだ馬体です。
今回は展開もありましたし
その点に問題無さそうならば
次走は見直せる一頭になる
そんな雰囲気を持った馬でしょう。
（・・・それにしてもこのおじさん、やりますね・・・（・・＋））
最後に買い方の反省ですが
流せば良かったと思っています。
本命を外して買う場合にも
本命は重視したいところです。
今回は高めを狙いすぎたと
自分の拙さを呪っています。
申し訳ございませんでした。
さて
以上が東京スポーツ杯２歳ステークスの回顧になりますが
今回出走したメンバーには
今後大いに期待が持てました。
この世代には既に好馬体の
タワーオブロンドンも出ていますし
特にマイル前後の路線では
白熱の戦いとなりそうです。
各馬の動向を見守りながら
今後も楽しみにしていきましょう。
それでは今回のブログ予想は
不的中となってしまいましたが
また今週の週末の予想も
ぜひお楽しみになさって下さい。
寒さがどんどん増していますので
ご覧くださっている皆様には
何卒風邪など召しませんように
どうぞくれぐれもご自愛下さい。
＊ワグネリアン関係者の皆様、及び馬券的中者の皆様、心よりお祝い申し上げます。
誠におめでとうございました。
こんばんわ、はじめまして。ボルタレンと申します。
競馬歴17年ほどの32歳の男です。
最近、パドックに興味があって色々調べていたらはしくれさんのところにたどり着きました(^_^)
パドックの見方をはしくれさんのブログ漁って読み返して多少わかるようになったかなというパドック初心者てす。
とはいえ、仕上がりの良さは分かるような感じはするんですが、今回のようなワグネリアンの発達したトモというのが、イマイチ判断できません。ルーカスはまだまだこれからかなーという風には感じたんですが…
他、トモが抜群な馬の例を聞きたいと思いまして。初めてなのに図々しくすいません。
夜分遅くに申し訳ないです(>_<)
ボルタレンさん、こんばんは。
コメントありがとうございます(^-^)
はい、トモとは後肢の筋肉のことで、平たく言えばお尻ですね。
ここが凄かったのは引退してますが短距離馬ならモーリス、ビッグアーサー、中距離馬ならダイワスカーレットが特に凄かったです。もう、バーンと張ってて一目見て驚きました。
やはりこのタイプは短距離馬に多いですね。
ダッシュ力と瞬発力、両方を司る部分です。
早速の返答ありがとうございます(>_<)
YouTubeからその３頭しっかり見てみます！
やはり短距離馬に多いんですね、そうすると、ダイワスカーレットは異色ですかね？？
きっと中長距離馬はそういう筋肉ではないですよね？となるとどう見ればいいのかまた難しい感じがします(^^;)
ありがとうございます(^-^)
はい、是非その三頭はご覧になってみて下さい。
あと、そうですね…やはり馬体を見るのは簡単ではないですから、とにかく数をこなして頂きたいというのと、パドックに臨む時は先に距離、コース、クラスを確認しておく事で馬体の特徴を見極めやすくなります。
お尻は短距離馬だと横から見たときの面積が馬体に対して大きく見えますし、中距離馬だとこちら側に張り出して見えます。これがポイントですね。
夜遅くなのにありがとうございますm(_ _)m
とりあえず去年の高松見てみました。
ビッグアーサーは確かに分かるような感じはしました！と同時にミッキーアイルもいいように感じました！ただアルビアーノはこの２頭とは少し違うかなとも思いましたけど…(^^;)
やはり数見ることですよね、まだまだ長い道のり…トモを見るだけでも難しいのに
なるほど、条件を確認してからの方がいいんですね！逆に条件見ないでパドック見てました(^-^;
がんばって見てみます、ありがとうございます！
またコメントさせていただきます！
はい、ありがとうございます(^-^)
ミッキーアイルもアルビアーノも良い馬ですね。
ミッキーアイル、仰るとおりです。
はい、慣れれば馬を見てクラスや距離を当てる事も可能ですが、最初は条件を確認した方が効率的だと思います。
あと、パドックの見方でもお伝えしていますが、あくまで全体を見ることを心がけて下さい。
一カ所に集中すると分かりづらくなりますから…。
またのご質問もお待ちしています☆
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